デュオの相方Tさんに、Tierce coulée(ティエス クレ)とは何ぞや
と問いを頂いた。
たしかクヴァンツの教本に載ってた記憶が(例によって昔のことだけは
よく覚えている)。
調べてみると???
文字通りTierce - 3度の間を埋めると考えれば、譜面の様にドとミの
間を埋めて、ドードレミーで問題ないのかと思う。
ずっと、そう思っていた。
ところが最も話題になるのが、バッハの平均律に出てくるTierce couléeで
G#mの前打音として、下からシ、ド#、レ#、ソ#とよく表記されていて、
コードトーンに含まれないド#は、レ#のアッチャカトゥーラ(短い前打音)
と考えるのか。
ただ、ゼンゼン違う事を書いているヒトもいて困る。
前打音の捉え方は定説が無いようなので、理解しやすい3度の間を
埋めるパターンだけ覚えておこう。
古楽器奏者は、こういう面倒くさいことを考えるのが大好き。
嫌がれる訳だよな。