今週の『古楽の楽しみ』は18世紀前半のウィーンの音楽。
ウィーン=音楽の都的な通俗はともかく、この頃はまだ他国出身の
音楽家(主にイタリア)が活躍していた。
初日と今日はボノンチーにが取り上げられていた。
笛吹きとしては、子供の頃から小品に親しんでいた作曲家。
生い立ちは結構気の毒で、イギリスでヘンデルと勝負してボロ負けで
大陸に帰ってきて、最後は悲惨だったようだ。
でも、音楽は悪くない。
イタリア的明るさの中に、それなりの影があってイイし、世俗カンタータは
とても素敵。
ずっとイタリアに居れば良かったのにね。