
庭のオンコ(櫟;拙庵のものは雌木である)に少し湿った雪がふうわり積もった日曜.先日七草を祝ったばかりと思えば,はや鏡開き(関東式).
床の間から下ろしてみれば,上段の表にきれいな一文字のひび.重なった下段の頂にはほんの少し黴があるが,スプーンで掻き落せば問題ない程度.早速,開く(あいにく木槌と言うものを持ち合せないので,プラハンマーの無粋である ^^;).


とは言え,槌を入れるのはお徴程度.あとは裏側のひびから粗く手で砕いておく.欠片の幾つかを焼き,昼飯の肉蕎麦(ひとつ覚え…)に添えて頂いた.


残りは窓辺で日に晒し,さらに細かく砕きながら乾しあげて,揚げ御欠に仕立てることにしよう.ウマいんだな,コレが.

雪 が ふ る ふ る 雪 見 て を れ ば 山頭火