DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

「桜より松は二木(フタキ)を三月(ミツキ)越(ゴシ)」芭蕉(『奥の細道』)(14):芭蕉は言葉で遊んでいる!

2018-09-03 19:09:38 | 日記
「桜より松は二木(フタキ)を三月(ミツキ)越(ゴシ)」
It is not a cherry tree but a pine tree that has waited for me till the third month comes since March.

《感想1》すでに五月も末で、桜の花はもう散ってしまった。私を「待って」いてくれたのは、ここ武隈(タケクマ)の「二つ」に枝分かれした「松」だ。今それを、ようやく「見る」ことができた。弥生はじめに千住から旅を始めて、「三月」(ミツキ)越しだ。
《感想2》芭蕉は言葉で遊んでいる。①懸詞(カケコトバ)がある。「松」と「待つ」、「三月(ミツキ)」と「見つ」。②対照的な植物、「松」と「桜」。③連続した数詞、「二」と「三」。④脚韻をふむ。「フタキ」と「ミツキ」。
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いろはかるた「負けるが勝ち」:負けを認めることによって、それ以上の被害を食い止める苦渋の選択だ!

2018-09-03 09:28:05 | 日記
「負けるが勝ち」
Even if you are seemingly defeated, you can practically win.

《感想1》闘争において、「外見上」負けても、「実際的には勝った」と解釈しうるということ。
《感想2》「外見上」とは「解釈の仕方によっては」ということで、公式的・事実的には負けだ。
《感想3》相手との闘争で、相手に対し負けを認めることによって、それ以上の被害を食い止める。苦渋の選択の正当化だ。
《感想4》負けて悔しい君は、再起を期す。「臥薪嘗肝(ガシンショウタン)」だ。薪の上に寝、熊の苦い肝を嘗(ナ)め、復讐を忘れない。
《感想5》あるいは、しばらくの間or永遠に、この敗北は忘れてしまえばいい。他の分野に転身し、君は新たに別の闘いに向かう。「切り換え」が大事だ。
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