八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
印鑑リフォームのお客様で、2本の印鑑とも多店舗で作った書体がお気に召さないで、当店に同じご苗字を彫るように、というご注文をいただきました。水晶と青メノウ印材でした。
2本とも、丸ゴシック体に近い古印体(こいんたい)でした。古印体は、中国になく日本で生まれた書体で、まろやかで太い、細い、のある線質です。お客様から小篆と隷書でとご指示があったので、まず、印稿(いんこう、仕上がりのラフデザイン)を起こしてメールでお送りしました。小篆は気に入っていただいたのですが、隷書が今一つ、お客様の感性に合わなかったようです。行書で印稿を見たい、というご希望をいただきました。別途、1080円がかかりますが、というお返事をして、ご了解をいただきました。翌日に以下のようなメールをいただきました。お客様からご了解をいただけたので、ブログに掲載させていただきます。
<以下はお客様のメールです>
お世話様です。(お客様のお名前)です。おお、これぞ求めていた印稿です。これで(行書)お願いします。ちなみにお金は金曜日に振込みましたので、月曜日に確認出来ると思います。
(納入後にいただいたメールには)
お世話様です。印鑑届きました。素晴らしい出来です!どっちも味があって最高です。特に行書のほうはとても気に入りました!正直それなりの出費だったので、また失敗したらどうしよう、なんて思ったりもしましたが、お願いして良かったです。大事に使わせていただきます。また機会がありましたらよろしくお願いします。袋サービス、ありがとうございました。 <ここまで、お客様のメールです>
自分の作品をお客様に気に入っていただけた、これぞ職人冥利、商人冥利だと思います。
次の仕事への励みになります。
▲仕事時の参考書『印海』にある五書体の作品例です。
タイトルは「五体認印集」、書体は左から隷書、篆書、古印体、
楷書、行書です。
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com
楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com
英語版のページ、外国人のお客様用ページ http://www.name-stamp.tokyo/
楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html
楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo