しこたまらいふ

岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

老いた父に教えられる???

2006-09-26 | 日常
家には、要介護2の父がいるんですが、これがまた手がかかります。トイレは乱すは、脱いだ服は散らかし放題。みそ汁はひっくり返すは、夜中に起きて騒ぎまわったり入浴したり。

そんな風になっても口だけは達者で、妄想があるのでヘンテコリンなことばかり話したがります。さらに「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」なんてつい言おうもんなら、声を荒げて文句を言います。

早朝から深夜まで膝や腰が痛いにもかかわらず老老介護している母はもちろん、仕事の前後に世話をしている私もほとほと頭にきて「まったく、このじじい~。少しは、感謝しろ!」と言いたくなりましたが、子供が親に「感謝しろ」とは口が裂けてもいえない言葉。睡眠不足とストレスがたまって、かな~り、疲れていましたが。。。

「ん!」

と気が付きました。

感謝する対象を母や私ではなく、神様仏様にチェンジすると納まりがいいぞ~♪

そこで、さっそく翌朝
「おはよー、とーさん。今日天気いいがら、お日様さ当だれ。大日様さ感謝してな。すっと気分いいし、気持ちも落ち着くぞ」
とやってみましたが、なにやら落ちついた感じで、庭に散歩に出かけました。

薬を飲むときには「とーさん、早く来て。いまお薬師さん来てるがら、ありがでぐ薬のむべしな~」なんていいます。するってぇと、素直に薬飲むんだなぁ。

このやり方がいつまで続くかわからんけど、効果があるうちはやってみるかな♪

大事なときを迎えつつある父に、感謝の気持ちを持たせて心安らかに送り出してやることは、子としての大切な仕事です。これからの生活をなんとか平穏な日々にしてやりたいと思う今日この頃(^^;

とはいえ、感謝の気持ちってのは、日ごろ忘れがちだよね。神や仏に対して感謝するってことは、自分の周りの人たち一人ひとりに感謝すること。
「負うた子に浅瀬を教えられる。」ってのがありますが、「老いた父に感謝を教えられる」ってところでしょうか。
コメント (4)
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