れっつ、すっぴん、トーク

晴れたり、曇ったり、時には雨に降られたり。
空模様と心模様って似ているかもしれません。
すっぴんな思いを綴ります。

まだおそくない

2012-03-25 13:55:37 | Weblog
久しぶりに太陽が顔を出しました。
(北風と太陽)の物語のように重いコートは脱ぎました。
今年は春がゆっくりですね。

昨日は息子の大学の卒業式だった。
一年浪人、一年留年の息子、24歳の門出だった。
私立の大学はかくもお金がかかるものなのか?
奨学金制度を利用しても、経済的に厳しいものがあった。
でも、何はともあれ、親としては安堵した。

19日から22日までは、私と息子の二人で私の故郷(お米らんど)へ里帰りしていた。
雪国なので、大体帰省するのは夏だった。(お墓参りをかねて)
でも、今年は意を決して今の時期に帰ることにした。
21日は、母の75回目の誕生日。
行って、手伝いをして話を聞く。もちろん、プレゼントのスカーフも持って。
これが、私からの贈り物だ。

新宿発の高速バスは、息子の学割を使って片道2400円。
今まで使っていた高速バスよりも格段に安い。
車内にトイレがない、座席が狭い、通路が狭い。
まあ、これくらいは仕方がないだろう。
息子に頼んでチケットを予約してもらった。

今まで、帰るのは夫の故郷(りんご王国)が主だった。
まあ、結婚したんだしあまり深く考えずに帰省していた私だった。

2~3年前からだろうか?
私の父に認知症の症状が出始めた。
きっかけは、飲酒していてすべって転んで頭を打ったことらしい。
その時に脳梗塞を起こしたらしい。
脳血管性の認知症だということだ。

それ以来、出かける用事があれば時間の相当前から出てしまう。
出かけて、コートやお財布などを置いて帰って来てしまう。
根気というものがなくなって、何をしても飽きっぽくなってしまう。
満腹中枢が麻痺したように、食欲にはどめがきかなくなってしまう。
あまり何度も注意すれば、怒り出してしまう。
エトセトラ。

等の諸々の症状が出て来たらしい。
もちろん、車の運転も医師から止められて自家用車を手放した。
田舎で病院へ行くのは大変なことで、母はよくタクシーを利用せざるをえなくなった。

フルタイムで仕事をしている姉や弟にはこぼせない愚痴を、母は時々電話で私にこぼすようになった。

父は今年の9月で80歳。
昔は校長まで勤めた人だ。
几帳面で、物の置き場所、しまい場所には細かい性質だった。

私は、どちらかと言えばお父さん子だった。
父が大好きな子供だった。

元気だった頃の父を思い出して、帰りの高速バスの中で涙が止まらなかった。

少しでも病気の進行を遅らせたい。
そう思い、図書館で医学の本を借りて勉強している。

子供が大きくなって来た今、私に出来ることはなるべく多く帰省すること。
そう、心に決めた。
コメント (4)
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