学校現場に最も大きな影響を与える小中学校の新しい学習指導要領案が15日、公表された。学力や規範意識の低下が叫ばれる中、主要教科と体育の授業時間が約1割増加するとともに、理数教科を中心に学習内容も増加。道徳教育の充実も盛り込まれた。未来の教育の「設計図」とも言える学習指導要領案は学力低下などの課題を解決させることができるのだろうか。識者の見方を聞き、各教科ごとの内容を要旨にまと . . . 本文を読む
新学習指導要領案 中学校の年間標準授業時間
■中学校
◆総則 ◇社会形成に参画 情報手段を積極活用
教育基本法などに従い、教育課程を編成する。道徳活動では職場体験活動などを通じ、規律ある生活、自己の将来、法やきまりの意義の理解を深め、主体的に社会の形成に参画し、国際社会に生きる日本人としての自覚を身に付けるようにする。
10分間程度の短い時間を単位として特 . . . 本文を読む
■小中学校
◆道徳
◇生徒の感動呼ぶ魅力ある教材で
道徳教育は学校の教育活動全体で行う。あいさつや社会の規律など、発達段階に応じて指導の重点化を図る。「道徳教育推進教師」を中心に全教師が指導に協力。先人の生き方や自然、スポーツなど生徒が感動する魅力的な教材を活用し、道徳性の育成につながる体験活動を推進。
▽小学校
※自立心や生命を尊重する心を育てる
※人間としてしてはならないこ . . . 本文を読む
早大スポーツ科学学術院の友添秀則教授(スポーツ倫理学)は学生たちによく話しているという。
「スポーツは安泰な文化ではない。500年前にはなかった。あぐらをかいていると、500年後にあるかどうか分からない。後世、スポーツは近代という時代に特有の文化形態だった、ということになるかもしれない」
スポーツの原点である公平・公正を揺るがす行為が国内外で、まかり通っている。禁止薬物で肉体を改造する . . . 本文を読む