2007年12月29日(土) 朝刊 1・27面
「教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員会が二十八日、県議会で開かれ、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる高校日本史教科書の記述で、教科書会社からの訂正申請に対する文部科学省の決定についての見解や、今後の対応を話し合った。実行委は解散せず、来年一月に文科省に対して「日本軍による住民への強制」を示す記述の回復や、検定意見撤回などを求 . . . 本文を読む
2007年12月28日(金) 朝刊 1面
【東京】沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述に関する教科書検定の訂正申請をめぐり、文部科学省が「日本軍の強制」に関する記述などについて複数回、教科書会社に差し戻し、書き換えを求めていたことが二十七日、分かった。
九月二十九日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」の記述では、「(主催者発表の)十一万人については異説や疑問の声も出ている」として、 . . . 本文を読む
2007年12月27日(木) 夕刊 1・4面
【東京】沖縄戦「集団自決(強制集団死)」に関する教科書検定で、渡海紀三朗文部科学相が「日本軍の強制」記述を認めない形で訂正申請を承認したことを受け、教科書執筆者や教育関係者、労組らでつくる四団体と県関係の野党国会議員が二十七日午前、文科省に松木秀彰教科書課長補佐を訪ね、検定意見の撤回と「軍強制」を含む記述の回復を要請した。
出席者によると . . . 本文を読む
(2007年12月27日朝刊)
「強制」認めず「関与」へ
高校日本史教科書の検定問題で教科用図書検定調査審議会は、教科書会社六社から訂正申請のあった沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に関する記述について、渡海紀三朗文科相に審議結果を報告した。
そこで県内のすべての高校生に質問したい。
以下の三つの文章は(1)が原文である。その後、文部科学省や審議会の意思が働いて(2)に書き改められ、 . . . 本文を読む
2007年12月27日(木) 朝刊 26・27面
高校歴史教科書検定問題で教科用図書検定調査審議会(検定審)は二十六日、沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への「日本軍の強制」「軍命」などの記述を認めなかった。「軍関与」の表現にとどめ、九月二十九日の県民大会で決議された検定意見の撤回にも触れなかった。「日本軍の黒い行為をぼかす」「自分たちがうそをついているというのか」。「集団自決」や沖縄戦の体 . . . 本文を読む
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる日本史教科書検定問題が二十六日、決着した。県民の猛反発を受けた政府が、教科書会社の「自主的な」訂正申請を誘導する異例の展開。あくまで検定意見は撤回せず、実質的な記述復活で丸く収めようとする教科書検定審議会は、教科書会社と“密室”で交渉を続け、「軍の強制」は許さないが「関与」「心理的強制」は容認するという“灰色判定”で幕引きを図った。
「強制」に照準 . . . 本文を読む
2007年12月27日(木) 朝刊 1・2・3面
【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」に関する検定問題で、教科書会社六社から提出された八冊の訂正申請を審議していた教科用図書検定調査審議会(検定審)の杉山武彦会長は二十六日午後、渡海紀三朗文部科学相と会談し、審議結果の報告書を手渡した。これを受け、渡海文科相は全社の記述を承認した。「集団自決」について「日本軍によって追い込 . . . 本文を読む
2007年12月19日(水) 朝刊 25面
文部科学省が高校の日本史教科書から、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に対する日本軍の強制を示す記述を削除させた問題で十八日、都内で教科用図書検定調査審議会の日本史小委員会が開かれた。各教科書会社から再訂正の申請が出そろったことを受けての開催とみられる。
日本史小委員会では、審議委員に各社からの再訂正の内容について説明があったとみられるが、そ . . . 本文を読む
2007年12月7日(金) 朝刊 1・31面
【東京】沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への日本軍の強制を削除した教科書検定問題で文部科学省が今月四日、訂正申請した教科書会社の担当者を同省に呼び、記述内容をあらためて再申請させるための教科書審議会の「指針」を示し、その中で「軍の命令」を明記しないよう求めていたことが六日、分かった。関係者によると、同省の教科書調査官が各社に「軍から直接、命令 . . . 本文を読む
2007年12月4日(火) 朝刊 26面
【東京】沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への日本軍の強制を削除した教科書検定意見の撤回を求める全国集会(主催・東京沖縄県人会、沖縄戦首都圏の会)が三日夜、都内の九段会館で開かれ、関東・関西など各地から約一千人(主催者発表)が参加した。
文部科学省に(1)検定意見の撤回を可能にする検定規則の制定(2)教科用図書検定調査審議会で審議中の教科書会社六 . . . 本文を読む
オーストラリアで臓器移植を受けた後に相次いで死亡した3人の患者から、未知のウイルスを新しい手法で発見したと、米コロンビア大などのチームが6日、米医学誌に発表した。
チームによると、昨年4月、1人の男性から肝臓と腎臓の提供を受けた40代と60代の計3人の女性が手術4~6週間後に、脳炎を発症して死亡した。病院で組織培養やDNA検査で病原体を特定しようとしたが、何も見つけられなかった。
チー . . . 本文を読む
「区長さん、渋谷は福祉が悪いですね」。東京都渋谷区に1人で暮らす渡辺いつ子さん(72)は昨春、地域の合唱サークルを視察に来た桑原敏武区長に直訴した。
渡辺さんは2年前に脳梗塞(こうそく)で倒れ、後遺症で右半身がまひした。初めは「要介護2」だったが、介護保険法の改正後に認定が厳しくなり、2段階下の「要支援2」に落とされた。1割負担で利用できる生活援助は半減。足りない分は全額自費でヘルパーを頼 . . . 本文を読む
公務員制度改革が課題になっている折、霞が関の官僚の人々と、これをテーマに話をする機会が増えた。おしなべて幹部は現状に強い危機感を持っている。しかし、それは今の制度の弊害といった話ではない。「このままでは優秀な人が官庁に来なくなる」という危機感なのだ。
「では優秀な人材とは」と問えば、結局、「東大のトップクラス」のようである。それが今、外資系企業などに流れているのは、エリートコースを歩いてき . . . 本文を読む
「おしっこするときにヒリヒリ痛くて耐えられないのです」。今週のクリニックの1番目の患者の口から出た言葉がこれでした。排尿痛といえば膀胱炎を疑うのが当たり前ですが、実は彼氏の“指の仕業”だったのですから口あんぐり。
「残尿感は? おしっこが頻回だということはないの?」と膀胱炎の症状を探るべく矢継ぎ早に尋ねるも、「おしっこする時に痛くて、トイレに行くのもためらいます」と。膀胱炎が否定されたとな . . . 本文を読む