毎月第2土曜日の午前中、僕のクリニックには就学前の男の子がぞろぞろと集まって来ます。患者はその男の子なのに、兄妹や両親が加わると待合室は戦場のよう。『手術をしない明るい包茎外来』は、さながら子育て井戸端会議の場と化しています。
担当しているのは、僕の大学時代の後輩である泌尿器科医の岩室紳也医師。突然待合室に入って来られた方であれば、診察室から聞こえてくる子どもの声に一瞬たじろぐに違いありま . . . 本文を読む
塩素消毒したプールで泳いだ後に水道水で目を洗うと塩素で角膜が傷ついた目の表面の粘液が洗い流されてしまうことが、坪田一男・慶応大教授(眼科)らの研究で分かった。厚生労働省や文部科学省はプール後の洗眼を呼びかけているが、逆に細菌やウイルスに感染しやすい状況を作っているという。米国の医学雑誌に発表した。
研究チームは、20~30代の男女10人の協力で実験。国のプールの水質基準に従って塩素消毒剤を . . . 本文を読む
「わいせつ騒ぎ」で揺れた岩手県奥州市の黒石寺蘇民祭(こくせきじそみんさい)。JR東日本に「胸毛がセクハラ」と掲示拒否されたポスターのモデルとなった会社員、佐藤真治(しんじ)さん(37)は1000年前からの神事を大過なく終え、ほっとしている。
この間、佐藤さんは詰めかけた報道陣に祭りの趣旨を訴えてきた。「観光目的のイベントとは違う。お薬師さまのご加護を授かるという、土地の信仰を守っていきたい . . . 本文を読む