防衛施設庁は１４日、在日米軍再編に伴う米陸軍第１軍団司令部（ワシントン州）を改編した新司令部のキャンプ座間（神奈川県相模原市・座間市）移転のため、米軍の「移行チーム」が２０日前後に発足することを明らかにした。
横浜防衛施設局の高見沢将林局長が１４日、県と両市に米側の計画を説明した。移行チームは３０人規模で、うち１５人はキャンプ座間の既存要員を充てる。再編の最終報告では０８米会計年度（今年１ . . . 本文を読む
2007年8月11日 朝刊
防衛省は十日、来年度防衛費の概算要求で最先端の国産戦闘機技術を結集し、テスト飛行を行う「先進技術実証機」を開発することを決めた。レーダーに映りにくいステルス性と高運動性を併せ持ち、エンジンも国産を使用、五年以内の初飛行を目指す。成功すれば航空自衛隊のＦ１５主力戦闘機の後継となる初の純国産戦闘機の開発に移行するが、戦闘機の売り込みを図る米国の反発も予想される . . . 本文を読む
８月１５日は６２年前、日本が米国や中国などとの戦争に敗れた日だ。小泉政権の６年間、終戦記念日は、靖国神社を主題に、あの戦争と戦後をどう考えるかをめぐって論争が起き、小泉純一郎前首相が現職首相として２１年ぶりの「８・１５参拝」に踏み切った昨年、ピークに達した。今年は一転、安倍晋三首相と全閣僚１６人が参拝を見送る。一見、静かな終戦記念日となるが、従軍慰安婦問題も含む歴史認識問題は、一時的に封印され . . . 本文を読む
安倍晋三首相がインドを訪問する際、同国コルカタで極東国際軍事裁判（東京裁判）で判事を務めたパール氏の遺族と２３日に面会する方向で調整していることが、１３日分かった。首相は「インド独立の英雄」として知られる故スバス・チャンドラ・ボース氏の子孫との交流も検討している。
東京裁判では、Ａ級戦犯の２５人が有罪判決を受け、東条英機元首相ら７人が絞首刑となった。パール判事は戦勝国が敗戦国指導者らを裁く裁 . . . 本文を読む
第二次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり、フィリピン下院で日本政府の公式謝罪などを求める決議案が１３日、与党１議員と野党６議員の計７議員による連名で提出された。
米下院が従軍慰安婦問題で日本政府に公式謝罪を求める決議を可決したことに呼応した動き。フィリピンでは７月、慰安婦問題に関する決議案が上院にも提出されている。
下院に提出された決議案は、日本政府に公式に謝罪し、責任を認めて元慰安婦へ補償 . . . 本文を読む
シーファー駐日米大使は１３日、毎日新聞との会見に応じ、１１月１日に期限切れを迎えるテロ対策特別措置法を延長する法改正について「米国だけでなく国際社会にとって極めて重要だ」と述べ、同法の延長に反対している民主党の小沢一郎代表に再考を強く促した。また、民主党説得のため小沢氏ら同党関係者と再度、会談したい意向を表明し超党派での問題解決を要望する姿勢を示した。
大使は、テロ特措法に基づく海上自衛隊の . . . 本文を読む
今年４～６月期の実質成長率は前期比０．１％（年率換算で０．５％）と、昨年１０～１２月期の同１．３％（同５．４％）、今年１～３月期の同０．８％（同３．２％）から大幅に低下した。輸出の伸び低下や個人消費の鈍化が要因である。
名目成長率が同０．３％と実質成長率を上回っていることや、企業部門は引き続き強いこと、内需デフレーターが０．２％と昨年７～９月期以来のプラスとなっていることなど、景気がすぐに腰 . . . 本文を読む
社説（２００７年８月１３日朝刊）
沖縄国際大学の構内に米軍ヘリが墜落炎上した事故から、きょうでちょうど三年になる。この間、周辺住民や大学関係者が切実に訴えてきたのは、一日も早く危険性を取り除いてほしい、ということだった。しかし、この三年間の日米交渉の結果は、解決にならない合意というほかない。
日米両政府は地位協定の運用改善の一環として、基地外で米軍機事故が起きたときの日米の役割を定 . . . 本文を読む
2007年8月14日 朝刊
週明け十三日の東京株式市場は、米国のサブプライムローン問題の余波で方向感の見えにくい展開となった。
この日、日経平均株価は午前中に前週末比マイナスに落ち込んだものの、すぐに上げ幅が一八〇円を超え、一時一万六九〇〇円台を突破する場面もみられた。「株安傾向に一定の歯止めがかかった」（大手証券）との見方が市場関係者の間に広がったためだ。
だが、その後上げ幅を . . . 本文を読む
オーストラリアのハワード首相は７日、首都キャンベラの連邦議会での答弁で、安倍晋三首相が９月１１日に予定していた連邦議会の両院合同会議での演説を取りやめたことを明らかにした。参院選で自民党が大敗し、長期の外国訪問を続ける余裕がなくなったためとみられる。
ハワード首相によると、安倍首相は数日前に電話で「国内の政治的責務のため」キャンベラを訪問できなくなったと伝えた。９月８、９日にシドニーで開かれ . . . 本文を読む
【ワシントン笠原敏彦】
北朝鮮核問題の６カ国協議合意に基づく、北朝鮮へのエネルギー支援に、オーストラリアとニュージーランドが参加の意向を示していることが分かった。米政府高官らが毎日新聞に語った。６カ国協議に参加しない両国が支援への協力姿勢を打ち出したことで、日本人拉致問題での「進展」がない限りエネルギー支援に参加しない方針の日本は、さらに厳しい立場に立たされそうだ。
米政府高官によると、両 . . . 本文を読む
約６４年ぶりにシドニー沿岸の海底で発見された旧日本海軍の特殊潜航艇に乗船していた日本兵の慰霊祭が６日、オーストラリア海軍の主催によりシドニーのガーデンアイランド海軍基地で行われた。出席した乗組員の遺族らは、潜航艇の攻撃で２１人が死亡したオーストラリア海軍の宿泊用艦船クッタバルの生存者と和解の握手をした。
この潜航艇は太平洋戦争中の１９４２年５月にシドニー湾を攻撃した３隻のうちの１隻。伴勝久中 . . . 本文を読む
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