墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

履歴書

2004-08-24 19:28:45 | 物欲
 今日は俺の履歴書でも書こう。
1988年に都立の普通高校を卒業した俺は受験に失敗して、浪人する。
 あたりまえだ。高三の時、まったく勉強しなかったのだから。高校三年生になって特別カリキュラムとなり、毎日定時に学校に行かなくて良くなってしまった。たぶん、それが原因だろう、徘徊高校生になってしまった。
別になにか悪い事をしていたわけじゃない。ただ、通学用のチャリンコで制服のまま街をブラブラしてただけだ。家も学校も嫌いだったので、誰もいない公園で缶ジュースを飲んでいる時が、一番幸せだった。多分、受験のストレスやプレッシャーから逃げていたんだろう。そうは思うが、ストレスとかそういうものにまったく耐えられない俺みたいな人間もいるのだ。
 タバコを吸い出したのもその頃だ。始めて吸ったタバコはショートホープ。親父が吸ってたから、なんとなくそれを買った。そして、始めてタバコを吸った日に初補導された。俺の学生服のポケットからタバコが出てきた時の警官の得意げな顔は今でも覚えてる。昔から要領が悪かったなと思う。
 高校を卒業して新聞奨学生になった。新聞社から、予備校の学費を貸して貰い、その見返りに毎朝、毎夕、新聞配達をするのだ。最大の利点は新聞専売所の寮に住み込み出来る事。家がきらいな俺には好都合だった。新聞配達自体は雨さえふらなきゃ、たいして苦にならない。問題は集金だ。新聞料金の集金だけは本当に嫌だった。
 奨学生二年目に予備校に納めるはずの学費50万円をつかいこんだ。確かその金でバイクを買ったはずだ。その金は結局母が肩代わりしてくれた。なにが奨学生だと今になると思う。でも一番いけなかったのは、まったく予備校に行かなかったことである。なんのための予備校か。結局、学費は無駄なんである。でも、何故か、三年目にすべりどめで受けた短大に受かってしまった。三浪して短大というのも情けないが、受かっちまったもんは仕方ないので通う事にした。
 でも無理。三年間でつちかった怠惰な生活は抜けきらず、一週間で短大に嫌気がさし、後は毎日ファミコン三昧だった。ドラゴンクエスト、ファィナルファンタジー。ウルティマにウイザードリィに女神転生に信長の野望。途中でなげだしたポートピア殺人事件とたけしの挑戦状。たしか俺がファミコンにはまったのと同時ぐらいにスーファミが発売されたはず。もちろんスーパーファミコンにもはまった。
 あの時ファミコンにはまってて今では良かったかなと思っている。勉強なんていつでもできるが、あの時代にファミコンにはまるという事は、二度と出来ない事だ。今じゃ全然ゲームをやらない。興味もなくなった。
 ところで、話はぜんぜん変わるが俺はシンプルが好きだ。いや、むしろシンプルを愛している。夕日の海に向かって、
「シンプル イズ ベスト~」
と叫びたくなるほどシンプルが好きなんだ。実際、新聞屋時代の俺の寮の部屋を再現して見せたいくらいだ。まじシンプルだぞ。何もない。と言い換えてもOKなぐらいシンプルだったぞ。
 なのに今の俺の部屋は、物であふれかえってゴチャゴチャしてる。
非常に今現在の俺の部屋はシンプルからかけはなれている。マジで気分が悪い。この原因は、あまりにも収納が小さすぎるのが原因だ。
 部屋に備え付けの収納は、市民プールの更衣室にある縦長ロッカーぐらいの収納スペースしかないクローゼットただ一つだ。これが、諸悪の権現であるある。権現さまか、日光もいいかもな。
 とにかくこんな屁みたいな収納スペースじゃ、俺の膨大なエロ本コレクションを隠しておくだけでいっぱいいっぱいになるのだ。実際、扉を開ければエロ本がなだれてくる。
 やっぱ、押し入れはいいよな。押し入れ最高。
四次元なみになんでも収納してくれるもんな。さらに言えば、畳も良いよね。
なんで、こんな純和風な俺を、こんなこじゃれたマンションなんかに閉じ込めているのだ。
 て、ゆーか、父の退職金で買ったマンションに同居させていただいている俺の言うべき言葉じゃないか。
 そんなで、テレビの見れるマイコンがぜひ欲しいのさ。
今、俺はマッキントッシュのデスクトップパソコンを使用中なんだけど。
最近はやりのウィンドウズのテレビがみれるやつ。あれいーよね。あれ欲しい。
録画予約ができてDVDにも記録できるんだぜ。もう、ビデオデッキもDVDプレーヤーもいらないじゃん。なんてったって、テレビが見れるパソコンがあれば、俺の部屋ん中のモニターは一台きりですむんだぜ。これ、重要。これ大事な事。
 モニターがただ一台きりですよ!
や~ん、超シンプル~みたいなかんじよ。
実際、うざいのよ。一つの部屋んなかに、テレビとモニターが同居してると。
お前らはゴレンジャーのテレビ仮面かとつっこみたくなる。
 あれ、違うかな。基本的にはハエの怪人でさ、両目がモニターの怪人てなんの番組のなんて怪人だったっけ?うーん、いかんな。まじにうろ覚えで。
 そんでさ、Macは重たい仕事専用で、スキャン専用にしてもいいな。
Winは、あれさネット閲覧とワープロ専用機あんどテレビが見れる。いいねいいね。かなりいい。欲しいよ欲しいよテレビの見れるWindows。
 実際、Winの本体なんてビデオデッキぐらいの大きさの本体だから、今あるCRTのモニタ-とブラウン管のテレビとビデオデッキ、それと40本ほどあるビデオテープを全部捨てちまえば、おつりがくるぐらいのシンプルが約束されている。もちろん、WinとMacはひとつのモニターを仲良く使う。別に問題ないだろ。モニタに国境はない。
 いや、そりゃやろうと思えば、Macでもテレビぐらいは見れるよ。でも、Winでテレビが見れる機種ほど徹底してないんだよ、なんか姿勢がね。やっぱ、アメリカ人はテレビはテレビ受信機で見りゃいーじゃん。て人種だよね。日本人みたくに一つのモニターで全部すませて幸せみたいな人達じゃないんだよね、きっと。
 ま、夢なんだけどね。モニタひとつのシンプル部屋。
でも、先走る、いや、先立つもんがなくてさ。
もちろんマネー。現金がね。
 あーあ、夢も希望も野心も捨てて、性欲すらすてた俺のだよ、最後の欲が物欲だけなのに、それすら、なかなかかなわんとは、こりゃかなわんね。
 あと、ノートパソコンと新しいデジカメとWebカメラとできれば一眼デジカメにM49のレンズ。ニコンの最新一眼レフにレンズ一式。ビデオカメラも欲しいね。新しいスキャナとプリンタとG5とハードディスク。新しいマウスと部屋の蛍光管とクーラーと写真の撮れるケータイが欲しい。
うーん、俺の物欲はハード系みたいな。
いやいや、本当に欲しいのは君の瞳さ。
「君の瞳に乾杯!」