最近、インターネット接続を電話回線から光ケーブルのBフレッツに乗り換えた。ご存知のようにBフレッツには、東京BBチャンネルという動画配信サービスがある。ここにはアニメチャンネルもあり、昔の古いアニメが配信されている。具体的には「宇宙戦艦ヤマト」とか「新造人間キャシャーン」とかだ。題名を聞いただけでも、懐かしさで涙腺がゆるみ、鼻水あふれる、なかなか渋くて良いラインナップだ。だが、しかし、恨めしい事に、ほとんどの番組は「Mac未対応」なのだ。そして、俺んちのコンピュータはうれし恥ずかしのMacなのだ。ようするに見れないって事だ。はっきり言ってNTTの人に一言いってやりたい。「なんで、Winユーザーと同じ金払ってて、Macにゃ見せないんだ。ヤマト見せろよ。ヤマト！」だがしかし、俺も大人だ言わんでおいてやろう。てゆーか、アレだ。なんたって、こちとらキャンペーンで工事費無料の三ヶ月無料で光を引いてもらった身。無料だったからこそBフレッツに加入したのだ。NTTには、いささか借りがある。仁義をかいちゃ渡る世間も渡れりゃしねえ。そんなで、NTTへの思いは口チャックすることにしよう。あんまりNTTの悪口いって気わるくされてさ、工事費と三ヶ月分の料金返せとか言われても困るしね。ま、仕方ないからヤマトはあきらめた。ところがだ、なんとも嬉しいことに、なんとあの「ちいさなバイキング ビッケ」をBBチャンネルでは配信してくれたのだ。ああ、ビッケ。あのビッケの勇姿をまた見れるとは俺は幸せ者である。そして、なんと、ビッケはあのクソいまいましいMac未対応などではなく、Macでちゃんと見れるのだ。ありがとうNTT。ありがとうBBチャンネル。「ハルバル父さんこわいけど～」のオープニングがなかったのが、ちょっと残念だったけど、おおむねありがとう。ところがだ、事態はそんな俺の感謝の気持ちなんぞ土足で踏みにじるような局面を迎える。なんとビッケの配信は第四話で打ち切られてしまったのである。「最後まで見せろや。」そうも思うが、俺も大人だ。借りもある。あえて言わないでおこう。浮き世の義理である。そんなで、中途半端にビッケの勇姿を見せられたもんだから「ビッケ見たい病」にかかってしまった。「ビッケみたいよ～。ビッケ～」などとつぶやきながらレンタルビデオ屋の店内を徘徊するのである。だがしかし、世の中すてる神あればひろう神あり。なんてことない、テレビでビッケの再放送をしていたのだ。東京MXテレビ、土曜の夕方５時からである。やっぱテレビは偉いよね。お宅のテレビ受信機はElsonic製だから未対応です。なんてわがまま言わないしね、わけへだてなく見せてくれる。そんなで最近はビデオで予約録画したビッケを堪能している。ところで、どうでもいい話なんだけど、東京MXテレビは地方局で、ビッケのスポンサーは、あのかゆみ止めの「ムヒ」一社だけのようだ。よって番組の最後に「提供 ムヒ」と大きく映し出される。ほんとにドキッとさせられるほど「ムヒ」の字は大きい。それを見てると、なんか、どっかかゆいような、おかしな気分にさせられる。