奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

右翼・左翼合作の失敗

2017-03-23 21:02:55 | 社会
午前参院予算委員会と午後の衆院予算委員会で森友学園の籠池氏証人喚問が行われました。
安倍総理にフラレた勘違いして逆ギレした怪しげな右翼、安倍政権を終わらせたいというだけの民・共左翼政党、それを応援する左翼マスコミの思惑が一致したのだろう、総理からの「圧力」があったという「ストーリー」を拵えてみたものの、今日の証人喚問を見る限りその思惑は完全に失敗しました。

この件の本質は参院自民党西田議員が指摘したように、森友学園は財政的に小学校を作るのは無理だったから、安倍さんの名を語って詐欺師まがいに寄付金を集めようとした、寄付金を受けたと(虚偽の)宣伝に使いたかったのでしょうが、失敗したということです。

尤も、国会審議を混乱させて、国会の審議すべき安全保障をはじめとする諸々の課題を先送りすれば、左翼の友達のシナ・朝鮮が喜びますから、左翼野党やマスコミは成功したとニンマリしているのかもしれません。

大阪府も業務妨害で告訴するようですし、学園に寄付して詐欺にあったと思った被害者が司法の場に訴えればよいだけの話です。

都議会百条委員会報道の違和感

2017-03-22 20:36:27 | 社会
一昨日までの都議会百条委員会では真実は解明されなかったかのような報道がほとんどです。
「角度」を付けたいからそうなるのかどうか知りませんが、百条委員会での証言が真実であれば、経緯は明確になったと思います。

整理すれば
・築地の老朽化に伴い、現地での再建か移転か必要になった。
・築地か移転か検証したときに、アスベスト問題や操業への支障などで築地の建替えは困難と判断。
・移転候補地を検討したところ、面積を確保でき、築地に近い豊洲しかなかった。(推測ですが、市場関係者が豊洲という「地」を望んだと思う。三多摩なんぞ言語道断だったでしょう。)
・豊洲・晴海地区開発プロジェクトが動いていたのに、東京都が市場を作るから土地を譲れと東ガスに言ってきた。東ガスとしては梯子をはずされたから、交渉は硬直化した。(当たり前の話です。)
・交渉役が浜渦元副知事に代わって、折り合いを付けた。東ガスとしてはホテルなどを立てる計画だったから操業由来の汚染除去しか考えていない、市場を作るから「環境基準」を満たすレベルまで除染するのは東京都の責任。(当たり前の話です。)
・東ガスは瑕疵担保責任を負わない。(当たり前の話です。)

市場として「安心」してもらうために、地下水に「環境基準」を設定してしまった石原さんの判断が失敗と言えば失敗かもしれません。

小池都知事が早急に「豊洲は安全・安心だ」と宣言するだけの話です。

またまた値上げ

2017-03-22 20:17:19 | 社会
大手電力10社の5月の電気料金が、標準家庭で月150~210円程度の値上げとなる見通しであることが22日、分かった。再生可能エネルギーを普及させるために料金に上乗せする「賦課金」が、5月から増額されることが主因。火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)価格も上昇しており、消費者の負担が増しそうだ。
 5月の電気料金は10社がそろって値上げする。全社が料金を引き上げるのは4カ月連続。値上げ幅が最も大きいのは、石油火力発電の比率が高い沖縄電力で、210円程度高い7150円強となる見込み。東京電力も200円近く値上げし、6600円程度になるとみられる。(時事)


「再生可能エネルギーを普及させるため」ということは、利用者負担で誰かが恩恵を受けているということですよね。
こんなものに払いたくないね。払わないで済ませる方法はないの?

またまたゼロ回答

2017-03-20 18:22:18 | 社会
今日の都議会百条委員会は真打登場で期待(?)された向きも多かったのかもしれない。
だが、石原元都知事は記者会見で言っていたことをほぼ繰り返しただけだった。尋問する側が「決定的な証拠」を持ち合わせていなかったし、そもそもそんなものがあるのかわからないから、ゼロ回答は当然と言えば当然。

まあ最大の収穫は、石原元都知事の証言ではなく、尋問する都議の資質があからさまになったことだろう。昨日の浜渦さんといい、今日の石原さんといい、「貫禄」で都議は負けている。

民進党議員は、石原都知事時代の都議会で民主党議員が磊落されたなどという恨み節で、それがどうしたの? という感じ。

共産党議員は、自らが拵えた「ストーリー」に酔った状態。

「都民ファースト」のおときた議員は、お祖父さんから説教されているようだった。

市民ネット議員にいたっては、原稿を読んでいるだけで、証言が少しズレると立ち往生。尋問席の隣の自民党議員は「しょうがないな」という雰囲気で頭を抱えていた。

東京都の有権者にはこんな場面を参考に投票してもらいたいものだが、ほとんど見ていないだろうね。

「ストーリー」に固執

2017-03-19 21:26:36 | 社会
今日の東京都議会百条委員会。
「都民ファースト」の音喜多都議が言い出した「土壌汚染Xデー」なるものに関して、自民党河野都議は、
--「東ガスの環境対策がオープンになる『Xデー』」と書いてあるが、土壌調査結果と今後の対応について「13年1月25日東京ガス」となっている。どう見ても東ガスが自分たちでやろうとしている土壌対策について、都の対策(の発表)を先取りして、内容を発表しようとしていた日のことを言っていると思われる。メモの中には土壌対策基本法のことは一切書いていない
--(音喜多都議の)土地の値段が下落するかのようなストーリーは小説だった。都民ファーストの会の資料の読み方は事実誤認、デマだということで謝罪と撤回を求めたい。確かに東ガスの提出資料の中にもあったが、いつ誰が書いたのかが全く分からない。他の資料は年月日や出席者が書いてあったが、これは(質疑で)取り上げるようなメモではない。メモを切り張りして都合のいいように解釈するのはよくない(産経)


膨大な資料の中から、自分たちの都合の良い部分を「切り張りして都合のいいように解釈する」
これは都議としてあるまじき行為だろう。この件に関して都議会は調査委員会を設けて検証する義務があると思う。
まあ、こんな具合に、都議同士で「内輪もめ」というか、会派間闘争をしているから、証人の浜渦元副知事も喜劇を見ていると感じたかもしれない。委員に苦言を呈していた。

 浜渦元副知事「私は東ガスの役員さんとお話を進めました。そして大きな流れでの指示をいたしました。細かなことはそれぞれの担当者担当者でやっておりますので、よく承知しないところです。東京都のシステムとして、小さいことまで全部上げてるんですか、上に。そして責任を私に、とおっしゃるんですか。ですからストーリーを決めておっしゃるんでなくて、本当にこれから先をどうするかもっと議論していただきたい。例えばですが、私の時には築地が危ない、汚い、だから移しましょう。土壌も築地がよっぽど汚い。どうしましょう。こういうことで私は受けて用地の交渉をしたのですから、ご理解いただきたいと思います」(産経)

これ正論ですよ。
担当者は細かな部分を詰め、結果を上司に上げる。それが狭い範囲だけの「ストーリー」に留まっていないか上司はより広い視野で判断する。それぞれのレベルで判断して決定権者まであがる。トップは部下を信用していれば決済印を押す。それが組織というものであろう。石原元知事が「みんなで決めたことですから」というのは、何も責任逃れではなく、覆すだけの根拠も能力も持ち合わせていなかったというだけのことだ。
ところが、小池知事は独断で豊洲移転延期を決めてしまった。
「トップダウン」と言えば聞こえはいいが、行過ぎると「独裁(独善)」に陥るわけで、安倍政権を「独裁政権」だと批判している野党や左翼新聞は、石原批判ではなく小池批判をするのが論理的に整合すると思う。

尤も、森友学園の件もそうだが、野党や左翼新聞は「ストーリー」を決めて追及や報道をしているし、朝日は慰安婦捏造記事に関して未だに国民に謝罪していないのだから、期待するのが無理というものか。