満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

細川展 上野国立博物館(平成館)

2010-05-17 | 仲間とのハチャメチャ


東京上野にある「東京国立博物館(平成館)」において
特別展「細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-」 '10年4月20日(火)~6月6日(日)
が開催されている。まったく知らなかったのだが…(笑)誘われて見に行った(ハハハ)

熊本の藩主であった細川家に伝わる、そりゃ~もう見事な秘宝の数々を
昭和25年に設立した永青文庫に大事に収蔵しておったらしい。
その一部を今回公開しておる。

細川家をさかのぼれば足利義季(よしすえ)まで行くそうなので、
鎌倉・江戸を経て今なお繁栄している家というのは、まったくそら恐ろしいほど凄い。

お家の一大事なんぞは多々あったかと思われるが、その都度有能な藩主が現れ危機を回避し
現代まで続いているという事は、そんなに簡単なことではなかったはずである。

特に戦国時代~江戸初期の当主「忠興」の奮闘は大変なものがあったと思う
彼は、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と時の権力者それぞれに仕え
妻は明智光秀の三女「珠(ガラシャ)」であるし、息子の嫁は前田利家の娘「千世」である
トップが替わるたびに妻がダメ、嫁がダメと言われ続けた。

妻は自害し、息子は嫁と別れるのが嫌じゃとゴネたので廃嫡せざるをえず
2男は他家へ養子に出していたので、江戸で人質となっていた3男を嫡男とし
代わりに2男を江戸へ人質にっと思ったら「そりゃ~ないよ」とヘソを曲げた次男が出奔。
てな具合で、まあ、心の休まる時期などなかったのではと思われる(笑)

なんと言っても私の知っている熊本藩は大阪商人から借金をしまくり
あげくに踏み倒したってな逸話を何度か聞いたことがあるので…
熊本藩は「貧乏」だと思っておった(ハハハハハハ)
その半面、藩内では一度も「百姓一揆」がおこったことがないとも聞いていたので
節約に節約を重ね、藩民のために頑張っていた藩とのイメージを持っておった。

まさかこれほどのコレクションを、借金を踏み倒しても大事に収蔵しておったとは…
思ってもみなかった(笑)
確かに、百姓一揆を起こしてしまった藩には罰則があるが
商人からの借金を踏み倒したとしても、なんの罰則もなかったもんな~
お見事!っと唸るしかない(笑)

宮本武蔵は晩年、細川家の客人として招かれ破格の待遇を受けている
出展品の中に彼が書いた「五輪書」があったので驚いたが、写しであった(残念!)



上は武蔵の描いた、達磨の絵。正面を向く達磨は大変珍しいと解説があった。
なにより達磨の目の部分が、点で描かれていたのがなんとも武蔵らしい雰囲気で感嘆した。
何気にオチャメに見えるのは、私だけであろうか?(ハハハハハ)

他に千利休が自身で作った茶筅に、茶入れが展示されており、シゲシゲと眺めてしまった
侘びもサビも良く解らんが、色んな人が触ったらしくテラっと光っておった(笑)



大変な雨女の私が出かけたってわりには「晴天」であった。
一緒に出かけたブログ仲間の面々が「晴れ女」ばかりってのが良かったのかもしれん(笑)

そうなのだ。

満天さんが珍しいことに博物館へ出かけた?っと驚かれた御仁も多いかもしれんが
この日はブログのオフ会を兼ねてのお出かけだったのだ(アハハハハハ)

細川展を見た一行は、この後、さて何処へ行ったのであろうか?
この続きは、かなりな写真の量となるので何回かに分けての記事となる(笑)
ま、何時ものことだけどの(ハハハハハ)

上野、国立博物館の「細川展」。6月6日(日)までやっているので
機会があれば是非。

ジックリ見て歩くと、博物館の空調って寒いのな~
ちょっと羽織るものを一枚持って行った方がエエと思うだよん(笑)

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