
「チェーザレ」
一度は聞いた事のある名前だとは思うが・・
「チェーザレ・ボルジア」の生涯を描いたお話である
「チェーザレ・ボルジア」については
ルネッサンス期の大家にありがちな薄いベールに包まれており
ハッキリした事は誰にも解らない(笑)
が、諸説ある中で語られる大筋なチェーザレについては
少しは語る事が出来る
彼は後にローマ教皇となった父と愛人の間に生まれた庶子である
当時も今も坊さんは子供なんぞを作ってはいけないのだが
この頃は力ある坊さんは愛人を囲い子供を産ませては
甥やら姪という名目で育てておった
後に父親が教皇となったのと時を同じくして
チェーザレは聖職者となり、17歳という若さで枢機卿となるのだが
庶子は教皇にはなれない決まりがあるので
枢機卿以上の役職は望めない
ところが父の家を継いで軍人となっていた
バカでハレンチな弟が暗殺されてしまう
そこで急遽、チェーザレが聖職を捨て俗世に戻り家を継ぐ事となる
実際、聖職者のままで居たならば枢機卿止りであったので
丁度良い頃合に無能な弟が暗殺されたので
暗殺の黒幕はチェーザレだというウワサも流れた
ここからがチェーザレの本領発揮の舞台の幕開けである
妹であるルクレツィアを政略結婚の道具に使い~
あちらと手を組み、こちらは暗殺
教皇の名の下に軍隊を仕立ててはイタリア領土を我が物に~
妹の婿殿であろうとも役立たずはコソっと殺害
元聖職者とは思えないほどに、その両手は血塗られてゆく~
が、そんなチェーザレにも暗雲が・・・
父教皇と共に毒を盛られ死の境をさ迷う
チェーザレが体力を回復した時には父は既に死亡
政敵が教皇となっており全てを失う
その後、捕らわれの身となるが脱獄し
逃走途中で討ち死にするのである
享年31歳であった~~
生き急ぐと言うか・・死に場所を探しているというか
頭脳明晰・沈着冷静な割には直情的に政敵を殺しまくり
身内といえども容赦しない冷たさを持っている
ってなイメージのチェーザレに惣領冬実がメスを入れた作品が
コレなのです(笑)
現在3巻が発行されていますが・・・
未だ父親が教皇にすらなっていないというスローなペース
可なりな文献を読んで作品を作っているらしいので
「なぜ彼はそうしたのか?」を深く探れば探るほど
深~い湖の底を見つめる様な深みへハマって居るのが解りますです(笑)
こちらのチェーザレは
ほぼ一年間大河ドラマを見るのが大好きな人向けであります
では…
2時間ドラマでチャッチャと雰囲気だけ楽しみたい方には・・
満天さんのコノ様な簡単レビューで済ませるか
もしくは・・・

「バビロンまで何マイル?」 作:川原泉を読むとよろしい(笑)
こちらはたまたま、ブログ漫画仲間のたれぞーさんからの
ドヒャっと漫画が詰め込まれた「たれぞ~箱」に入っていた一冊なんですが
満天さんは昔、昔、この漫画を読んだハズだったのに
すっかり頭から抜けておりまして(ハハハハハハハ)
改めて読んでみて驚きました~
「チェーザレ」さんが居るじゃ~ないですか~~
さすが、川原泉!カーラ教授でございまして
簡単・明瞭・しかも面白く時に切なくチェーザレを描いておりました
お隣同士に住んでおった男の子と女の子が、森で遊んでおると
遠くから悲鳴が聞こえてきました
「なんじゃろう?」っと行ってみると小人の爺さんが溺れております
溺れておった爺さんを助けると、エライ感動した爺さんは
二人の子供に「宝物をあげるね~」っと約束して帰って行きました
翌日から二人の子供は「ナニが貰えるんじゃろう?」っと
ワクワクして待っておりましたが、小人の爺さんは現れません(?)
月日が流れ~~
二人は高校生になっておりました
子供の頃のアノ出来事なんぞコロっと忘れておったのですが・・・
ある日、突然二人の目の前に、あの小人の爺さんが現れ
二人にお揃いの「金の指輪」をくれました
この指輪。
何のお知らせも無いままに突然光出し
ランダムに二人を違う時代へと「ぶっ飛ばす」のです
何時帰れるのかなんぞ全然解りません
指輪を外そうにも外れないし~
ただ…作者の「川原流ご都合主義」がポイントです
たとえタイムスリップした先で何年過ごそうが
戻って来るときは「行った時」に戻れます
行った先の言語の読み書きはペラペラ~~
っと言うわけで二人の珍道中が始まるのです~~
注)二人に恋愛感情は皆無です(笑)
んで、この本でもチェーザレさんのお宅に数年お世話になります
お笑い系ですが、カーラ教授に歴史上の手抜きはありません
こちらを読んでも十二分にチェーザレさんの事は理解できると思われます~
(↓)「いくつになってもまんが好き!同盟、交流BBS」で
http://cgi41.plala.or.jp/hikidash/md1/sbu1_board/
ついに満天さんも『チェーザレ』をゲットして読んだのですね♪。
この満天さんの記事を読んで、即、(トミー。)さんのブログの
(川原泉)「バビロンまで何マイル?」の記事と(夜)さんのブログの
(惣領冬実)『チェーザレ』の記事を読んで来ました(笑)。
>深~い湖の底を見つめる様な深みへハマって居るのが解りますです(笑)
>ほぼ一年間大河ドラマを見るのが大好きな人向けであります
~あっはっは(笑)。(惣領冬実)さんは深みにハマっちゃってるのネ♪(爆)。
一年間どころか、完結するかも怪しい雰囲気漂う作品だものね~(^o^)。
>2時間ドラマでチャッチャと雰囲気だけ楽しみたい方には・・
~この導入でもう一冊、(川原泉)「バビロンまで何マイル?」を紹介する
処が満天さんの巧いとこですねー!。
カーラ教授のは定説の『チェーザレ』、(惣領冬実)さんのは新説の
『チェーザレ』。妹「ルクレツィア」は現代の「キャリアウーマン」て
解釈で『お兄様の理解者は私だけ』って事を言う意思の強い娘でふ♪。
16才のチェーザレ、カッコ良いでふ。腹心のミゲルが彼から離れ
られないのが頷けますデス♪(^o^)。
大好きな塩野七生さんの「ルネッサンスの女たち」で、読みました。
ルクレチア・ボルジア、かなり美人だったみたいですよね。
このチェーザレもなかなかの食わせ者だったみたいですよね。
この作品、よさそうですね。
MARSの人だ~。
結構古本業界では高価買取ですよ。
なんて・・・昔の職業柄。。。
さらに白泉社の川原泉さんまで・・・。
ごめんなさい。
内容は???でも作者には敏感です~。
「バビロンまで何マイル?」と引き比べて
うま~くまとめてる~
さすがだ~!
チェーザレの出てくる漫画では、
他に氷栗優「カンタレラ」や、さいとうちほ「花冠のマドンナ」とかがあるけど
やっぱり、カーラ教授は一味違うよね~
見た目は軽くても、ちゃんとツボは抑えているもの
本なら
塩野七生さんの「チェーザレ・ボルジア~あるいは優雅なる冷酷~」をがトドメ!
副題の“優雅なる冷酷”って言葉の響きがすばらしい!
これ読んでチェーザレに惚れたんだけど
ラスト、奴は梅毒に罹っちゃうのよね。。。
さて、惣領さんはそこまで描けるかしら~?
なるほど、その前に「レナード現象には理由がある」を読みたいって思っているのに・・・・近くの漫画喫茶に置いてなかった(汗)
どういうことでしょう。満天さん(^・^)←さぼらずに仕事しろってことです(笑)
うんうん、すんげぇ~ゆっくり描かれてますよね~。
完結するのに、20巻はかかりそう・・・うんにゃもっとかなぁ~
私もチェーザレさんは、カンタレラと花冠のマドンナ読んでます。漫画家さんに寄って、全然違うチェーザレさまが見れて、おもしろいですわ~^^
川原さんのは未読です~、おもしろそ~なので探してみよっと♪
ふっ・・・夜さんのコメにある、ば○○く・・・昔~なのだからしゃ~ないのさぁ~と、思ってはいたものの・・・ちょっぴし辛~いけいであった~。惣領さん、ど~するのかしらねぇ~?
チェーザレ今度 本屋に行ったら読んでみますね
この前のモチクリーム彼が食べたがっているので
近々見に行ってみまーす。
雪見大福とはまた違うんだろーな
あの、家紋占いの所にハイビスカスの詳細を
書いたんだけど読まれました?
私が思ったことを皆書いてありましたが、私にはこのようには書けないです。
「一気に短時間で」の方を選びました。
名前だけ知っているだけで、本も読んだことないですが、満天さんが書かれた内容で、2冊本を読めた感じでいます。
有難うございました。
惣領さんのほうは全巻揃ってから一気に読むのがいいかもって思いながら
次がでるのを待ってるんですけどね(笑)
川原さんの作品は面白いです~・・・でもきちっと時代考証してあって
なおかつわかりやすいのでやっぱり大好きです
このお話も文庫になった物を持ってます、お気に入りです