ハイオク

「ハイオク」とは・・・決して「廃屋」の事ではない…
（…ハイオクって変換したらカタカナになる前に廃屋って出たもんで…笑）

高オクタン価ガソリン（コウオクタンカガソリン）のことである
レギュラーガソリンより高いオクタン価を持つガソリンのことなのである

「オクタン価」とはガソリンが着火する温度の事で
「高」っと付いているので解るが
高い温度になるまで着火しませんよ～って事である
「オクタン価」の低いレギュラーガソリンよりも
圧縮率があがり高い馬力が出るのである
もちろんこの馬力を効率よく使えるように設計された
ハイオク仕様車に入れてこその馬力である

このガソリンはガソリンスタンドでも
独自の商品名で呼ばれることが多いので迷子になる人もいる（笑）
「ハイオクガソリン」や「ハイオク」に
「プレミアムガソリン」とか「ハイオクタン」などである
全部同じ商品なのである（笑）

高オクタン価とは、エンジンで燃やしたときに
ノッキングと呼ばれる障害がおきにくくなる（アンチノッキング性）
よく勘違いされやすいのだが、燃費とは関係がないガソリンである

消えては立ちのぼる「のろし」のように
普通車にも「ハイオクを入れると燃費が良くなるらしいよ～」ってな
ウワサが出てくるが…ウワサの域を超えず、どうやら眉唾ものらしい

実際に自動車整備に係わる人など何人かに確認してみたが
「燃費にイイよ～」っと言った人は一人も居なかった（笑）
ハイオクの中に洗浄剤が入っていてエンジン内の「すす」を除去し
これが燃費につながる話も聞いたことがあるがな～
レギュラーよりもリッター「10円」ほども高いガソリンであるので
普通車に入れる意味はないと思われる

私は若い頃に、半年ほどガソリンスタンドでバイトをしておったので
燃費が良くなるよ～ってなウワサに乗っかり
数回続けて「プレミアムガソリン」なるものを普通車に入れてみた事がある
「アンチノッキング性」のお陰で、アクセルがスムーズに踏める感覚はあったが
そんな微妙な感覚だけで、本命の燃費が良くはならんかった（笑）

逆にハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるか？
これは時々なら大丈夫らしい（何人か確かめてみた人に聞いた）
しかしズーっとだと、故障の原因となるので注意が必要と言っておった（笑）

現在、関東エリアではレギュラーガソリンの値段が［１８２円］
ハイオクの値段は［１９２円］と表示されている

このとんでもない燃料値上がりの折…我が社の女子社員の一人は
普通車にハイオクタンを入れ続けておる（笑）
彼女の乗っている車は90年代発売の1800ccクラスの車である
リッター10円も高いガソリンを入れる必要はまったくないのだが…
一度こうっと思ったら自説を決して曲げない意志の強い女性なので
致し方ない（笑）

タイトルからすると…余談になってしまうのだが…

昨日、全国で漁船が一斉に休漁した
漁船が入れている燃料は「軽油」である（Ａ重油とも言う）

値段が安いので一時期「軽自動車」に「軽油」を入れてしまい
車を壊す事故が多発したが…軽自動車に入れる燃料はレギュラーガゾリンである
こんな冗談みたいな間違いをするヤツがおるんか～？っと笑っておったら
どうやら会社の人の叔母さんが、やってしまったらしい…（ハハハハハハ）
セルフのガソリンスタンドも良し悪しである

昨年末の話だと思ったが…
函館の高校生が漁船の燃料を盗み、自分の車に入れた事件もあった
きっと車がオシャカになったので高い勉強料となったと思う

ところで…昨日の全国一斉休漁でスーパーに変化があったかといえば…
さして何もなかった
考えてみれば、近海ものの美味しい魚は有名料亭や寿司屋に直行しておる
我々の口に入る殆どの魚は輸入品であった
港町に住んでいる人は影響があったかもしれんが
横浜は港町ではあるが漁港ではないので変化なし（笑）

しかし、これも何度が続けば笑ってもいられまい
でも…だからってガソリン高騰は漁業だけにダメージを与えている訳でもなく
国が何とか出来る訳でもない
これを機会に日本の特殊な流通経路にメスを入れた方が得策かもしれない

そうそう～
我が社のケチケチ会長が流石ケチケチらしい良い事を言っておったぞ～
「ガソリンの高騰に
節約が追いつかないのなら…
他で節約すれば良い」

あの…。
他って…給料からじゃないっすよね？ね？

ケチケチ会長ならやりかねん！っと社員全員が思った瞬間である