山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

仙台クラフトビールフェスティバル

2019年08月12日 | 

ここ2年連続で楽しみにしていた「サッポロ生ビール黒ラベルパーフェクトデイズ」は2019の今年、私の町では開催されませんでした。

そこで、「第4回 仙台クラフトビールフェスティバル」に行ってみました♪

2019年の夏もそろそろ終わりなんですよね。

年を重ねる度に、時間の回転が速くなっているように感じます。

この夏、美味しいビールにまだ出会っていません。

クラフトビールフェスですから、グイグイじゃなくて、しっぽりとビールを楽しむスタンスではないでしょうか。

約12もの東北のブルワリーが軒を連ねています。

旅行などのきっかけで、半分くらいのブルワリーのビールを瓶で飲んだことがあります。

それにしても今日は、生ビールで頂けるとあって、真剣に迷いますね~。

最初のビールは、なんとはなく、フィーリングで決めてみようと思います。

いわて蔵ビールさん。

飲み比べセット1000円。

番号が示されており、そのテイストを説明する紙が渡されるので、とても丁寧だと感じました。

山椒エールをまずひと口。

キリリとした鮮烈な味わいに驚きました。

ペールエールはありきたりな飲み口ですが、ホップのアロマが半端なく心地よくて、さすが岩手と思いました。

どのビールもフレッシュでありつつ、味が濃厚なので、メーカーのビールにはない満足感を覚えました。

夫は嫌がったのですが、私はこれが食べてみたかったのです。

「ほやほや屋」さんの「ほやのから揚げ」(600円)。

目の前の油で、ほやが油の中で、プツプツおしゃべりしてて、ちょうどの加減と私も思ったけど、スタッフさんが揚げたていかがですか?というので、揚げたて下さい、と。

本当に揚げたて下さって、うれしかったです♪

あつあつをひと口頂きますと、一瞬、震災前の女川の美しい海が脳裏をよぎりました。

美味しいんです。

身が分厚くて、柔らかいけど独特の歯ごたえがあって、ふわっと花火のように感動的に立ち上がる甘味、その香りの甘苦い余韻がまた大人にしかわからない味だって思う。

仕事で何時間もかけて気仙沼に向かい、途中の道の駅でいつも楽しみにしていたほやの炊き込みご飯のお握りの味まで脳裏をかすめました。

とにかく、盛夏のほやは太っていて、旬なんですよね。

一年で一番美味しいのです。

 

ところで、多分主に首都圏や関西の方には、腑に落ちないこともあると思います。

「ほや」がそんなにうまい?

あのグロテスクが?

 

結構前ですが、私が横浜に住んでいた時、夏になると、ほやが食べれるかなって。

夫の父が料理店をしていたので、朝早く市場にも連れて行ってもらったのですが、その頃の話だから今はどうなっているのか、変わったかもしれないし、変わっていないかもしれないし。

結論から言うと、東北育ちの私の目から見て、死んだほやが発砲スチロールに並んでいて、キロいくら?で売られていることが、大変な衝撃でした。

私の町からすれば「死んでるほやを、(状態にもよるけど)まさか生では食べないですよね?」ってこと。

夫もその友達にも「私は、ほやが好き」って言ってみたら、皆一回位はほやの嫌な記憶があるらしく、「へぇ?あなたは大丈夫なんだ~?」と言われたんですよ、昔の話ですが。

クラフトビールと向き合って、ひとり記憶巡りの旅にででしまったと感じたのか、夫は新しいおつまみを買いに行きました。

13のフード店のなかから「牛たん炭焼 高也」の牛タン焼1000円。

包丁が丁寧に入れてあって食べやすいですが、化調感がしっかりとあると感じました。 

2つ目は2019年の今年1月に、宮城県の塩竈で始まった「ARGON BREWING」さん。

飲み比べセット1100円。 

まだ始まったばかりだから、大変な苦労もあるかと思いますが、私はひと口だけで足りました。

みんな応援しているから、来年はもっとこのビールで、幸せにしてほしいですね。

 

東北のビール、応援していきたいです。

むしろ、外国のビアフェス(瓶の補償金都度払う)よりも、シンプルな精算方法と廃棄の楽さ。

サービス価格でブルワリーの自慢メニューを堪能できる気軽さ。

+東北メニューのフードエリア。

その点がコンセプトとして満足できました。

 

そして店舗の努力、笑顔が、ブランド力のさらなる向上に繋がっていくと思いました。

だって、瓶ビールで購入する機会が多いブルワリーにおいて、「あの、おいしかったの何だったっけ?」と購入動機になった場合、「覚えてないなぁ~」では、他の価格帯の比較にスライドされてしまう。

「あのブランドの、あれ」。

そうならないとチャンスロスなんですよね。

 

来年も、このビアフェスを楽しみたい、ならば、ワンコインで2種類のビールが選べるという。

それならば、醸造元も得意分野をアピールできる=その生々しい消費者の意見が次につながっていく。

そんな考え方も、この規模となれば、ありなのかとも思います。

12ブルワリーをふたりでシェアしあって、私の場合、2つだけだったというのもあるし。

 

東北は自然も心も、豊かなところです。

ビールを通じて、再確認しました。

ご馳走様でした♪