山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

貧血と向き合いながら生きていく(2)

2016年10月22日 | からだ

退院して10日が経ちましたが、「いいね!」と思えるそんな日は私にとっては、まだまだ先のようです。

 

一番の悩みは「疲れ」です。

本当に疲れます。

食事をしても疲れるんですね。

なるべく少量を時間をかけて食べるようにすれば少しは疲れが楽なのですが、短い間でしたが入院生活で塩分のあまりないお粥中心の食事をしていたことと運動できない状況になっているおかげで、外食となると一気にドッと疲れてしまいますし、外食の塩分や油は体に堪えます。

 

次に「頭痛」です。

特に朝が酷い。

頭の上をプレスされているような重みにズッキンズッキンという鼓動のような痛みの二重苦。

胃弱なため、ロキソニンと胃を保護する薬の併用を院内処方されたのですが、日常薬のイブプロフェン+アセトアミノフェン剤のほうが飲みなれているため、市販薬で対処しています。

 

次に「節々の痛み」ですね。

血中ヘモグロビンは酸素を運ぶ役目をするので、それが極度に薄いと各臓器に酸素が行きわたらない為、頭痛がいつもあったり、抵抗力や免疫力さえ低下します。

その効果で私の場合は、ちょっとした段差で足がまごついて転倒しそうになったり、重いものを持つと動悸がしたり、体を触っただけで「痛っ!」と感じる日もあるし、喉の痛み(風邪ひきやすくなる)や、一番つらいのが、ボケたような症状が出る時もあります。「あれ~、あの俳優誰だっけ?あの~、あの~」っていう感じで、言えそうで思い出しそうで・・・神妙に考えると頭に鈍痛があったりして・・・もしかして私ボケてきた???」と一瞬寒々しい気持ちになります。

 

入院の前までは、お客様とコミュニケーションをとって交渉したり、良くしていくためのご提案をしたり、実際作業やメンテナンスをしたり、そういう一連の行動が私の仕事であり生き甲斐でしたから・・・

「あれ~、何でしたっけ?」という部下の教育をしてきた私が(高慢な書き方でスミマセン)、日常の何気ない会話で「あれ~、あれ~」を連発したりするのですからねぇ~たかが「貧血」で!!

さらに生産性のある暮らしはできてないし、好きな運動もNGと先生方にいわれて、運動が楽しかった記憶が残っているはずの脳の指令も空しく、体は言うことを聞かない状況になっているし・・・

 

「ジムの退会手続きも行けないから、お願い」と弱音になった夜もあります。

真面目な夫は、翌日仕事が大変忙しい中、帰りに退会手続きと違約金を払ってきたそうです。

そのとき「山咲さん、いっぱい来てくれて…それなのに何故なのですか?」と言われたそうです。

そういう一連の退会手続きを済ませて疲れて帰ってきた夫に、客観的に私は、ジムで頑張ってた自分にはもう戻れなくなってしまったと心が完全に折れて「もうここまでか・・・」と思ってしまいました。

でも「妻と最終合意してなくて、焦って手続きに行ってしまいました」と夫がジムに電話してくれて「ギリギリまで待ってますから。その時は違約金は返還します」と返事を頂いたそうです。

その時、私すご~く嬉しく感じました。

頑張って、早く良くなって、また頑張ろうとそう思いました。

 

でも、日々体はなかなか回復した感じがしないのですね。

血を取れば「数字」で解るから、頑張ろうとか、ダウンすれば落ち込む時もあります。

入院していればある意味では体もメンタル面も完全管理で楽だけど、自分が日常に戻った時に、どれだけ普通の暮らしに自分が適合しているかと向き合う局面が必ずあります。私の場合は体調不良を理由に仕事を失った直後に入院したから、戻るところはありませんので、社会生活から自分の意思で断絶してしまい、こんなもどかしい暮らしが繰り返されると、心の定位置が無くなって、「このへんで、そろそろいいかな・・・」と思えてくる日もあるんですよね。もどかしさに耐えられなくて・・・

 

四国お遍路で、とあるお寺の住職さんが、愛する素晴らしい奥様のまさかの余命を伝えられたお話は感動的で、涙したほどです。

「闘病生活の合間に何とかスーツを着て撮った写真なんですね。この後どんどん痩せていってね~、よく考えれば皆さんも観光先でふたりで写真撮ったり、お子様の成長と共に写真撮ったりするでしょう。でも、その人となりを表す上半身のアップ写真なんて探してもないものなんですね~。

出来過ぎた奥さんを私は失って、死ぬことは怖くない。でも奥さんが命がけで築いてきたものを守ることができるのが、今は私だけなんです。

奥さんが若くして病気で亡くなるなんて、思いもしませんでした。でも彼女は、このお寺を守るためにたくさんたくさん尽くしてくれました。今でも、奥さんに会いたくて来たというお遍路さんが来ます。もう、彼女は居ないんですだから、私は彼女の意志を自分が命尽きるまで守りたいんです」

という住職様は、その説法をお話する昨日まで入院されていたんです。

 

長くなりました。

明るい話は短く、そうでない話は長くというのをブログの際、意識しています。

ある日、化粧品をいつも買うショップでメイクしてもらって、その後行きつけの美容室で髪を整えてもらって、絶対潰れない写真館で、最期の写真を遺そうかと思いついたんです。

夫に提案すると「ウインザーの結婚式の写真でいいんじゃない?」と言われ「そんなに気に入った写真あったの?」と聞くと「あるけど、選んでおく」と言われました。

 

やり残したことといえは、日本で「沖縄」だけは行ったことがないのと、神無月の出雲大社参拝です。

 

あとは・・・

自分が生れてきた「使命」をやり遂げていないことですね。

それを知るまでに、例えて山でいうと7~8合目まで頑張って登ってきたかな~私なりに。

ここでリタイヤするのは、残念な感じもします。

あともう少しで、私の生まれてきた意味の目標のポイントに立てて、全体を見渡すことができます。そうしたら、頑張って生きてきた甲斐とともに昇華できるでしょう。

 

時間を下さいなんじゃないんです、その先がまたまた大変だと思いますね。

はっきり言って、今「焦っている」んだと・・・多分そう思いますね、私。

 

またこれから皆様のお役に立てるブログを、そしてフレッシュな情報をお届けできるよう頑張っていきますので、ぜひぜひ今後とも応援して頂けたら幸いです。

貧血なんかに負けませんからねぇ~、これからもどうぞ見守っていて下さい。