ゆのくに天祥の夕食は、食事処でした。
空が青く静まった夕刻の時間からご飯を頂くのは、いささか贅沢の極みでもあります。
お献立も用意してあり、お部屋担当の仲居さんが料理の進み具合の頃合いをみて配膳してくれました。
咲付。前菜。
それほど量は多くありませんが赤米入りの「縄文蕎麦」があるだけで、麺好きにはサプライズです♪
お刺身の内容は凡庸ですが、新鮮で旨味がありました。
シェフ自慢の「和牛煮込み 地野菜添え」
トロトロに煮込まれた和牛とデミグラスソースはボリュームのあるお料理でした。
沢山のお料理を頂いて、胃が疲れてきた頃、オリジナルの「薬膳スープ 鳥鶏湯」が出されてきました。
蓋を開けると、もう出来上がっているんですね~♪(写真:右)
熱々スープの中に、烏骨鶏、高麗人参、木耳、銀杏、小豆、平茸、椎茸など、具沢山で滋味深いスープでした。
高麗人参の根っこの髭が凄く生えていたのも印象的でしたが、体がポカポカして胃疲れもリセットされ、何とも不思議なスープです。
毎日でも、毎食にでも飲みたいスープです。
とくに女性はこれを飲んだら美容と健康維持に良いと思いました。
(写真:左)茶碗蒸しもアツアツで運ばれてきました。
最後は、お澄ましとお新香とご飯。
デザートで〆となります。
さて朝食は、六角のお盆に優しいお味の小鉢が並び・・・
どれも上品な味付けで、胃弱で、朝は特に小食な私でもお箸が進みました。
蟹から滲み出た美味しいお味噌汁をいっぱい頂いて完食です!
お昼並みの贅沢な朝食でしたが、完食してなおパワーアップした感じでした。
こういうの健康増進というのでしょうか、食べ終えた後にもすぐさまお部屋の露天風呂でチェックアウト時間ギリギリまで、のんびりした気分で入浴してしまいました。
温泉に浸かりながら「山代温泉へ行きたいという長年の念願が叶い、人生山あり、谷あり、崖ありだけど、生きているってやっぱり素晴らしいなぁ~」という実感が湧いてきました。
・・・という時間もつかの間で、気がつくとチェックアウト10分前。
メイクもナシ、濡れた髪もそのままで、あわてふためきながらのチェックアウトする私でした。
楽しい時間はどうしてこんなに巻き巻きなんでしょうか・・・。