テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス
第20話 浄化 Purification △++
2重の意味で「浄化」しているのね
汚れた魂の存在として「穢れ」たドラゴンと
王のふところでぬくぬくしていた輩をやっつける、という意味
「竜退治」はファンタジーとしての見せ場で、大物なので
全員の力を集結しないと勝てないので盛り上がるねえ
いっぽうでクソ大臣を追い詰めるとこか、アリーシャが
方々を逃げ回って相手が想像していなかったのど元に
ぐいっと詰め寄るのが、かしこくて格好良い
と、同時に「王様」に連絡が容易に取れないことが
大臣の助長とこのはなしの前提となっているわけで
「直接的な対話」がむつかしい中世においてはおそらく
よくあったであろう「讒言ゲーム」が目の前に展開したわけだ
このもどかしさとやるせなさが「世界の災厄」とつながっているわけで
それは「正義・悪を人は語りうる」という幻想がすっかり曖昧模糊になった
ご時世に当作品はもの凄いチカラで甦っているということかもしれない。
小林さんちのメイドラゴン
第8話 新たなるドラゴン、エルマ!(やっと出てきましたか) △++
「邪険にされる新キャラ」ね、トールが「新しい価値観」に生きているからこそ
かつての対立項が無くなったゆえの「無関心」だわな
かわりに「嫉妬」とかそういうのが「重要」というわけで
小林さんごと巻き込んでエルマを殺そうとしたりな
そういう「嫌な感情」にまどうドラゴンが女性的にかんじるね
小林さんは逆に男性的、それもだいぶんマトモなオトコっぽいのよね
同僚には頼りにされ、部下には慕われる、そういうのがうらやましい。
「お食事」とか「娯楽」とか細やかに描かれているね、それは人間の社会が
ある程度繁栄にあって「生存」とは関わりの無いことが重きをおいているということだ
当作品の包容力はそういうところからもうかがえよう。
うらら迷路帖 第9話 母と心得、時々あなたのため △+
能登麻美子さんって最近はいろいろな作品で「試験官」をやってるよね
何かを教える側になってる、まそれだけの存在感があるからね
千矢がかかえている「闇」を覗こうとしてたねえ
こいつの取り扱いが周りの人の「実力だめし」的な側面になってるね
同時に「競争」のある世界なんだっておもわされる。
占い師にとって「不幸が訪れる」ってのはもっともやりにくいコトバですわな
都合のいいやつならいくらでも言ってられるけど「災厄」がおとずれることを
告げるのは相応に覚悟がいる、ということだ
まずは新米のうらら達がそういった災いに立ち向かう勇気があることを
確かめるのがらしいっちゃらしいね
他人の不幸を軽薄に予言しておいて何も感じない・しないような
くだらぬ輩には優れた占い師になる資格はない、ということやね。
セイレン 桃乃今日子 第1章 カテイブ △+
「勝手知ったる幼馴染み」というセンで、その分以前のヒロイン達と比べて
「子供っぽい」ように感じるようしあがっているね、歳もいっこ下で
高校生時分の歳の上下はおおきいなあなってノスタルジイがある。
正一クンはご幼少のみぎりから変態紳士の素質満点でよいねw
と同時に「魔法少女」が「憧れ」から違うものに変質していくのを追うのが
2時性徴をおっかけてるみたいで、ちょいと興味深いね
そして目の前には「おくれている」幼馴染みがいるわけだ
その娘をどっかで見たことがある人達がおせっかいをするという展開だ
「自立した女性」が期待されるご時世において今日子ちゃんは
逆にそれが個性になってるかもねえ、フェミニストの人はくだらないと思おうが
いいじゃない「ゲーム・アニメ」なんだから。
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