意志のなかにいる

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人間関係を断てば大丈夫です (アニメ感想)

2017-03-26 23:15:48 | アニメ感想2017年・1期






うらら迷路帖 第12話  お風呂とお祝い、時々笑顔 とまとめ △+






叶えたい夢がある、だから今日もがんばる






きらら的「四コマ」の「閉じた世界観」は「突出した物語」を
要求しないかわりに「画」として満足のいく方向性にいくよね
「かわいい」ければよい、というやつ。
この迷路の街で足をとられもするけれど「迷路」だからね
ドロップアウトする危険はすくなくて、いずれはどこかに
辿り着くであろうとはおもわされるのね、仲間がいればそう信じられよう。
特異点として千矢が主人公として「場を荒らす」というのが当作品の
きらら4コマ的な作品としては珍しい役どころだったとおもうね
「街」っちゅう秩序の場にもたらされる「天然素材」ってとこだ
それを仲間の3人が支える、という構造が安定していてよかったとおもう。
にしてもメインの4人娘のそれぞれの目標が「身近な親者」ってのが
ちょっと興味深いね(ダンデライオンもそんな感じだったが)
刹那的に娯楽を消費していた「4コマまんが」の世界が
20年の時をへて地に足のついたことをするようになったもんだとおもうのね
まあ、もともと「四コマもの」は「仕事」を題材にすることが多かったけど
それらがひととおり人々を楽しませて、陳腐化して、そして「美少女」の皮をかぶって
また再びたのしませている、ということなのかもしれない
キレイに言い換えるなら「おっさんのおっさんによる」為のものだったのが
「娘」に引き継がれているような、そんな感慨。










セイレン 第12話  桃乃今日子 最終章 ハツコイ とソウカツ △+







「おさななじみルート」なんでがつがつしてないのよね
たまさかの偶然と、周りの人達がいっぱい手助けしてようやくってのが
このルートの醍醐味で、草食系としては消化がおっつくという次第。
学校の屋上でおでんつつきながら告白するとか「リアル」にやっても
画にならんわな、そういう意味では「アニメ」的にはよいしあがりではある。
こうやって考えると常木さんとかは「リアル志向」でだんだん空想度が
あがっていったような、そんな感じを受けるね
彼女は物語のバイプレイヤーとして、好感度がどんどん上がっていったかんじ。
他の攻略対象ヒロインとかもでてきて、いよいよ面白くなってきたとこで
いったんエンドになるわけで、これは吉か凶か判断つきかねるところではある
でもまあ当作品、時代に合わせていろんなことに挑戦していて「ギャルゲーはまだ死んでない」
って主張しているようで、その意気だけでも価値はあると、おもう。









Rewrite 2ndシーズン 第24話  君と叶えた約束 とまとめ △+







後半戦の瑚太朗(サン)は「選択」していたのね
アドベンチャー「ゲーム」的にはおなじみの行為だけど
「好感度が上がる」的なぬるいそれではなくて「運命」にかかわる選択だ
「アニメ」なんで「最善」しか選ばないだろうけど、そうすることで
逼迫した状態だったなあなんておもえる。
当作品は今までKeyが提供してきてそして曖昧に、あるいは誠実に回答してきたモチーフ
「少女」「奇跡」「良い記憶」「青春」「人生」 etc・・・
に自分自身で再回答しているような、そんなおはなしだったとおもう
回答側も20年近くも携わっているんで「回答」はより鮮明ではあるけれど
何しろのその圧倒的な「量」が問題で、じっさい瑚太朗もいっぱいいっぱいだったように感じる。
でもまあそれは「人生」で「仕事」にたずさわるとすぐ分かるよね
たいがいの人にとって「きれいな回答」を出せるような能力は自分には
ないことはすぐに分かって、それをちょっとずつ片付けて、あとは別の幸福を
見つけるのが「人生」というふうになって―ってかんじで
それは「あいまい」な中にセンチメントの感情を挑発するメソッドに賭けてたかつてのKeyとは
正反対の方向に真面目にことにあたるオトナがいるという感慨をうけるのね
それは「ゲームばっかやってないで真面目に人生を生きろ」という自己撞着ともとれるけど。










亜人ちゃんは語りたい 
第12話  亜人ちゃんは泳ぎたい とまとめたい △++







「水着・温泉回」を当作品も最終話にもってくるね
それは「作り手側のつごう」だけではないということだ
「亜人(デミ)」であることが「ただの水着回」を異質なものにする
ということだね、変わらないのは「個々人のおもいやり」だけだ。
まっちーが初めて見る「水の中のセカイ」のうつくしさは
ちょうどこのセカイのうつくしさ、「亜人」によってもたらされた
あたらしいセカイとの関わり方、そしてそれに「知恵」と「情」で
もって関わっていこうという教育的なあり方が理想的だからということに
照応しているからだろうとおもわれる。
とまあ、ここまでならだいぶんいい子で終われるけど
早紀絵せんせいが一肌脱げば全部ぶち壊しになってしまうというw
そういう「抑圧されている怖さ」みたいのがこの世にはあることもまた
教育的であるともいえるかもしれない。








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