意志のなかにいる

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今日もオモチャは元気だわ (アニメ感想)

2017-03-21 20:32:28 | アニメ感想2017年・1期






うらら迷路帖 第11話  千矢とくろう、時々涙 △+







「試験」っちゅーと「対人戦」ってイメージがあるけど
当話ではきらら4コマ的世界観にのっとり「人間」とは
やりあってはいないね、闘うのはトラップであったり「闇」であったりだ。
というか1クールで終わってしまうアニメにおいて「対人戦」を
マトモに取り扱うのは相当難しいね、いっそバトルはしないほうがいい
・・・という事情は芳文社4コマまんがの志向する
「ノーバトル、グッドまんが」的な世界観とマッチしているといえよう。
千矢が「眼」をつかいましたねえ、これは今まで頼っていた「臭い」の世界ではなく
「占い師(うらら)」っちゅう文明と超自然をむすぶシャーマン的な目覚めともとれよう
そしてそこで終わるのよねえ「目覚め」て終わるということだ
それは動画の第一義が「物語の完結」ではなくて「なんかすごいものを視せる」
ということに現代は集中しているということなんかもしれない。











昭和元禄落語心中 -助六再び篇- 第11話 ○








「死んだら無」という考え方が幅を効かせている現代人からすれば
この「三途の川」のおはなしは異様ではあるなあ
死んだ後も何か現世の名残を残しているのが昔の人の死生観をうかがわせるね
再び逢うた助六と一緒に子供に戻ったり、風呂に入ったり、みよ吉と逢ったり
そして落語を聴いて、演る― っちゅうかつての幸福が一遍に達成されるのが
刹那の快楽におぼれる現代人にとってはうらやましいというか
あきれるというか、まあ騙されたような気分だわな
ただもうこの「気持ちよく騙される」ということがどんなにか難しくなったことか
金もうけと軽薄が下地に隠れているモノでじゃぶじゃぶしている当世において
素直に楽しむには「古典」にふれるか、あるいは「死ぬ」しかないのではないか
という感慨がその両方をあつかう当作品を見ていると感じさせられるねえ。










亜人ちゃんは語りたい 第11話  亜人ちゃんは支えたい △++








「教育」ってのは基本、「何かを強いること」なんでいつも
「放任主義」でいいんじゃないか、という疑問があるよねえ
というかそういう感慨がいっぺんも心によぎらない人は「先生」向き
ではないかもしれんね、日々その矛盾とつきあいつつなんかかんか
やっていのが教師の現実ってものだろうかとおもわれる。
あるいはこの「亜人ちゃん」にいっぺんに囲まれることになった
それこそ「マンガ的展開」に頭の硬いオトナが冷や水をかけている図
ともとれるかもな、楽しくやっている人達にイヤミを言う人は必ずいるものね。
高橋センセがその頭脳と人格で与えてくれた居場所に対する感謝を
まっすぐ答えるデミちゃん達がうつくしいね
ここでは「人格の陶冶」っちゅう教育に期待される最も肝心な機能が
奇跡的に果たされているといえよう、その前には生態的な差異など
ものの数ではないようにおもえる。










AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION- 第11話  真夏のアキバフェス開幕! △+










「アイドル」に「品行方正なサブカル」に「なりすまし」に
「アキバ」っぽいギミックを存分に楽しんでいるねえ
っちゅう一方で「バグりもの事件」っていうある種「おまけ」
だった要素が1話以来の真面目さでぐいぐいきて、面白い
まとめと同じ顔の少女がこの展開をつくりだしているね
そしてそれが面白く感じるのはまとめと大分仲良くなったからこそ
ということでもあろう、アキバで遊びながら結構真面目に
ただならぬ関係になっているのがよい。










弱虫ペダル NEW GENERATION 第11話  決着 △+








杉元兄弟と新キャラの鏑木・段竹の勝負やね
このおはなしは「弱い・強い」をハッキリと分けて
そこで追いつく・追いつかないで魅せるのがいつものやり方だから
それは今回の部内選抜でも変わらないとこといえよう。
負けた後の杉本兄のリアクションがいいなあ、勝ったか負けたか
分からん程に全力を尽くしたということだ、多分それは
今まで杉本くんには無かった経験であるとうなずけよう
そしてそのレースに勝った鏑木をさらにぶっちぎる坂道がこわいね
それでいて全1の主人公をここまで執拗に「弱く」描こうとするのは
やめないのよね、ダメってわけではないけど、なんかこう
「マンガだなあ」っておもう。










この素晴らしい世界に祝福を!2
第10話  この素晴らしい仲間たちに祝福を! とまとめ △++








俺達いいパーティーになってきたよ







なんちゅうか「無敵」ですよねえ、このパーティーw
「どうせ死んでも甦るから」と「どM」という免罪符でたやすく行われる
数々のえげつない行為がなんというか「無敵」だった中学生の時分を
おもいだすようで、恥ずかしいやら楽しいやら
加えて楽しい仲間がいればそこはヘヴンやで。
「世界観」とかないのね、このいかれたキャラクタ達でセカイがまわってる
自分達のゆく所に街があり、温泉があり、クエストがあり、ボスがあり
そして帰るおうちがあり、仲間がいるわけで
それらを邪魔する一切のものが「笑い飛ばす」ための踏み台であり
その「テンション」のままに当作品をたのしんでいるわけだ
そこでは「作画」や「ハナシのスジ」ですら添え物になって
のこってるのはキャラクターへの愛着と中の人の演技のみになるわけだ
この宗教じみた安心感は「メタ・ファンタジー」という小ずるい利口者にはもたらされず
まさしく「信者」にもたらされるそれだともいえよう
いったいどこでそうなってしまったのか
多分、カズマが女神を仲間にした、その瞬間からだろう。













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