意志のなかにいる

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性徒会役員共 (アニメ感想)

2015-07-12 20:58:06 | アニメの感想2015年Season3






乱歩奇譚 Game of Laplace 第1・2話 「人間椅子 」 △+!









あんなカタチにされて







あれですよねえ「改悪」っていうと「実写化」ばかりで
「アニメーション化」するのは成功5分失敗5分で割のいい賭けって
印象がアニメオタクとしてはあるのですけど
殊にこのノイタミナ枠は「実写⇔アニメーション」の
中心基地的役割を担っているようなそんな印象があるんですよね。
コバヤシきゅんがかわいい×7 そして推理を開陳している時の異常さやね
異常な事件に相応しい戯画化され、人を小馬鹿にした画が
「探偵病」にかかった人間の異常さそのものでそういったギャップが奇妙に釣り合って
オモシロウテヤヤコシイ一幕ができあがってる。
すっかり駄目になってしまったフジの「クライムもの枠」が夜の隅で
活き活きと成立しているっていう皮肉。











ケイオスドラゴン 赤竜戦役 第1話  一殺多生 △+









「等価交換の法則」にて「不思議パワー」に代償を
支払われる設定ってのは世に蔓延してるけどキッチリそれを支払っている
作品となると驚くほど少ないですよね、みんな驚くほど先延ばし・踏み倒しで
凄いチカラだけをちょうだいしてることのなんと多いことよ。



だったら先に支払っちゃえばいいじゃん



ということなのね。払ったものの代償のあまりのおおきさ
そしてそんなことをさせたこの世に対する正当な憤り、それが動機になる
ちょろい考え方だけどこういう「古臭い」あり方があんまりにも
少なくなったからね、そこにうまみがある。
しかしまあなんちゅうか「当邦が諸外国に蹂躙される」っていうこと
煽られてるのだけどうまく「怒る」ことができないもどかしさ
ってのが当邦の少国民としてはあるのよね、多分諸外国だと
こういう「正当な怒り」ってのには一定以上の需要があるのだろうけど
それに対して素直に賛辞を送れないところが心のどっかにある
それはある程度は平和な国の恩恵で、同時に「飼い慣らされている」
ということの証明なのだろうけど。










城下町のダンデライオン 
第1話  櫻田王家の9人きょうだい と 第2話 外面のいい姉/佐藤さんの片想い △+








「王族」だから「特殊能力」も「監視」もついてますってことね
それでいて「小市民」的な生活をあえて送っているっていうその体のよさ
そのはざまで一番ぶんぶんしてる赤い3女が視点の中心になるのは必然かね
「スカートの中が見えちゃう!」けど飛ぶっていうエスパー魔美的ジレンマ
その他もろもろのジレンマを花澤さんがういういしく演じているたのしみがある
後は別のきょうだいの特殊能力と「王族」としてのあり方もろもろの
温度差をたのしんでいればあっというまに時は過ぎていくにちがいないかとおもう
あとはまあ「9人きょうだい」っちゅう「王族」の陰に隠れている
なにげに凄い設定ですよね、いや逆に「王族」だからこそ大家族で
あることが望ましいのだけど、なんだろうそういう「まんが的設定」が
非常に絶妙な位置で着地しているうまさよな、無理がない。











デュラララ!!×2 転 第13話 汝の敵を愛せよ と 第14話 邯鄲の夢 △+








でだしから「刺されて入院してる黒幕的存在」とそいつがいない間に
弟を溺愛している秘書(仮)の命の洗濯のおはなしが始まるというw
たしかに「人間」描くのが好きだよね、それも「キレちゃった」やつ
小市民的良心を静かに踏みつぶして人間のリミットを描くということ
そこにかけては相当な境地にいたっているのは確かだね
「田舎」では成立しない「逸脱」を「ブクロ」っちゅう謎の場所が
ギリギリのところで許容してる(できてない?)のを第3者として
たのしむっていうのが当作品のわかりやすい態度かもねえ
あと多様な人間関係が誰かの「逸脱」があったとしてもギリギリのとこで
止めるっていうそういう「秩序」が社会学的でなかなか興味深いところ
「ヤバい」のにどっかで「止まる」という不思議さ











Charlotte 第1話 我他人を思う と 第2話 絶望の旋律 △+









才能の無駄遣い







「達成」ってことにかんして嫌悪感があると感じるほどに嫌がってますよねえ
かりそめに成功していたとしても徹底的に「社会」や「運命」が潰しにくる
そういう前提で「美少女ゲー」的「ありえない舞台」で青春を蕩尽する
ってのがびじゅあるあーつ的なメソッドなんでしょうけど
今回は戯れるはずの「美少女」が先どりで「成功」を潰しにくるという内容
これはその先に待っている「崖」から身を逸らす為の「損な役目」ってやつで
「Angel Beats!」の天使ちゃんとも少しかぶるところがある
差異としては「喜怒哀楽」の出し所につかみどころがないあたりか
感情が無いわけではないけれど直結していないところがおもしろいかと
こういうとこで「人体実験」とか一歩間違うと馬鹿らしくて付き合いきれなく
なる設定に一定のリアリティをあたえているかとおもう
そのあたりの含みのある女の娘をあやねるさんがやるのが現状強いモードだ。











Classroom☆Crisis  第1話 遅れてきた転校生 と 第2話 リストラの教室 △+








「イノベーション」と「それに対する対価・評価」は経済学でも
取り扱うむずかしいところ、その対立でもじゅうぶん1本ハナシはつくれる
「オトナ」が主人公だったらもっと泥臭くなっていただろうけど
そこは現行アニメとしてやりやすい「学生」でいっているね
そういう極めて現実的な事態と学生の夢見加減とのんびりさが同居してる
瀬良ミズキさんがよろしいですね、女の娘らしく調整能力が高めで
それでいていろんな人のいろんなところがきちんと見えていて
古き良き「やまとなでしこ」が「未来」において生まれ変わったような
そんな印象です。










下ネタという概念が存在しない退屈な世界
第1話 「公序良俗は誰が為に」 △+!








なぜ公共の電波に乗せようと思ったかが疑問に思うぐらいの下ネタの連呼がひどいw
感情にまかせてやっちゃってるからはっちゃけてることよな
ただ、設定に極端な「性」に関する抑圧があるから当然その「反動」
としての免罪符が与えられているわけなのよね、その振幅が大きいから
おそらくその抑圧された社会とはっちゃけた副生徒会長の間ぐらいの我々にも
充分に衝撃がある、というとこ。あと展開があんまりにもアレだったから
そんなに気にならんかったけどメインの女の娘ふたりもいやらしいボディしてらっさる
そういう「目の前のガチのエロ」と「下ネタ」っちゅう
似て非なるモノがどういう螺旋を描くのか、ちょっと興味あるね
厚い服の下のエモノにはもっと興味があるけどw











アクエリオンロゴス 第1話 「叫べ!創声合体」 △+







上記の下ネタがひどすぎて当作品が普通に見えるのだから、いかれてやがるw
主人公の造形がよい「真面目な馬鹿」てのはいちばん始末がわるいからね
その馬鹿さ加減と「世がロゴスに満ちてる」ということのぶっとび加減と釣り合ってる。
「字」なんで「合体」も「変形」もお手の物で、もともとは不動指令が
やってた言葉遊びを前面に押し出してきたということね、墨は「アクエリオン」という。
アクエリオン、いやマクロスの時代からけっこう作画を遠慮無く毎回変えるよね
あんまし時代に阿(おもね)るってところが無い、これはアニメーションとしての地力と
ある概念を物語中で徹底的にやりきるっていうシナリオの骨の太さがあってのことで
そういう下地があるからこそこういうバカばなしができるのかもしれない
何にしろ楽しませてくれることに感謝してます。











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