意志のなかにいる

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ホームベースがこんなに遠いものだとは思わなかった(アニメ感想)

2012-04-10 21:37:18 | アニメの感想(2012・夏)





めだかボックス 第1話 「生徒会を執行する!」 △





「お悩み相談」って方向性だと同雑誌のスケット団とかぶっちゃうから
定形の超人うんちくバトルにシフトしてったって記憶がある
最初の最初はこんなことやってたねえって印象がある
「荒れた運動部の更生」ってのは飽きてるからそれを踏み台にした
めだかちゃん(と善吉)のキャラ紹介ですね
「性善説」が「可能」な人間ってどんなん、ってやったらこうなったという
あるいは対処療法でなく「執行する!」って意気込んで出来る人間がいたらこうかな、と
そういうキャラクター像はある種理想的「少年ジャンプ」主人公像とでも言おうかね
ジャンプって頑なに「オレがやる!」って感じの主人公に固定してるよね
どんなに馬鹿にされてもそこはブレないってのがまあ美学ではあるな
ただ、その強固なオレイズムが成立するぐらいの幻想ができるかは
やっぱ賭けになるわなあ、まあこの話は1話目から全額ベットするような
馬鹿なことはしていないから利口だけど、もうちょっと賭けてもいいかもね
記念すべき1話目ですし。










あっちこっち 第1話  あっち⇔こっち △







舞台としてゲーセンとか通学が出ると「こうしなければならない」ってのが漫画には
あるじゃないですか、ことに4コマはその傾向が強いのだけれど
「日常」なんかみたいにそれらの傾向に逆らってみてもいいし
自分が生み出したキャラクターがどういう反応をするか率直にやってみてもよい
そしてそれをやってみたのでしょうねえ
結果というとメインの二人がおとなしすぎてちょっと面白みが欠けるって感じですね
こういう薄味なおはなしは観察眼をガンガンに鍛える必要があるかと
「奥手な猫っぽいヒロイン」ってだけじゃハナシを引っ張る馬力は流石に現状無いとおもう











さんかれあ 第1話「私が…ゾンビに…なったら」 
△(ネクロフィリアの人は+)






シチュエーションがおいしいかな、「真夜中に人っ気のないとこで
美少女と忌憚なくおしゃべりする」って状況は青少年にはドキドキですわね
仲間とバカやってて楽しい時期だけど1人きりでなにかイケナイことに
たのしみを見いだすのもこのころですよね、こっちは後者のたのしみです
もう一方の「ゾンビですか?」の方は逆に前者の方向性で1話目から
社会的に公開処刑されてたw。それはそれでアリですな。










アクセル・ワールド 第1話「Acceleration;加速」 △+






ザ・ワールド





格ゲーとかシューティングゲームとかの達人はこういう
10~100分の1秒のセカイで戦っているっていうそうな
それを「現実」に適応するとどうなるかってとこ
変則スポーツものの楽しみみたいな印象があるの
極まったゲームプレイはスポーツの印象と似てくるのだけど
なぜか日本っていつまでも子供の遊戯って印象が抜けないのだよね
ま、逆に言えばそういったギャップを利用したおはなしがこういうように
成立するってことでもある
でも、ふつう女の娘には「100分の1秒のセカイ」なんて興味ないよなあw
そういう意味ではきわめてオトコノコ的なおはなしなんかも
「本当の自分を理解してくれる女の娘」ってのが登場するのがまあ甘えです、甘え衣











夏色キセキ 第1話 「11回目のナツヤスミ」 △+







こういう風に「現実の団体・人物」をフィーチャーしたような
アニメってのは(AKBを除けば)だいぶん珍しくなったよね
どっちかがどっちかを(あるいは両方)バカにしているような「質の差異」がいつも
あったからだとおもう、それはしあわせなことではないよな
今回は当たり障り無い水色グラフィティに仕上げて印象としては良好かと
ただ、こういう当たり障りがないハナシで12話持つかっていうと厳しいかな











Fate/Zero 2nd 第14話  未遠川血戦 ○!






突然怪獣映画が始まったから驚いたよw
まあ当邦において「映像」でハリウッドとタメ張れるのは
クロサワとオヅとアニメとそして怪獣映画ぐらいだものねえ。
この作品は映像として当邦の先頭集団の範を示しているのかもな
そういう強力な乱痴気騒ぎの一方で切嗣が静かに龍之介を射殺
しているのがおそろしいね、異常な理想主義者が異常に現実的な行為を
行っている。雁夜さんと時臣の魔術師問答もシビれるし、全方位的に楽しい。











これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド
第1話「はい、今再びの魔装変身!」 △+!






ごめん、俺なんだ






「ゾンビだから躯が死なないなら社会的に抹殺すればいいじゃない」って発想ですよねw
定形の美少女キャラを過剰に提供するいっぽう
酒をあおってオーロラ(ゲロ)をぶちまける美少女も配置する供給過剰ぶり
ミルキィホームズのいきあたりバッタリの勢いとは違う
既存の文脈をアクセレーションした過激さが気分いいですね
ただ、普通のハナシに落とし込もうとすると途端に難しくなる暴れ馬なんだよね
そこが魅力だからもうねえ









咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A △+






のどっちを視ていると画的には小学生がピッタリですねw
本当はこういう「友愛」を描きたかったのだろうけど
前期は高校生の麻雀モンスター達(主人公も含む)のせいで
こういう甘えた展開は木っ端微塵になっちゃったから
唯一の常識人っぽいのどっちをからめてリセットをかけた感じですね
正直、超人麻雀バトルより女の娘たちがイチャイチャしていた方が楽しいし
強くなるのはもっとゆっくりでもいいと思うのでこの展開はうれしいですな

「遊ぶんだ!和と!」

って穏乃の言葉どおりインチキ能力のまかり通る真剣勝負から
(萌え)エンターテインメントに場を引き戻したというところ










謎の彼女X 第1話「謎の彼女」 △+







「涎」ってのはあまり奇麗なモンじゃないですよね
「淫靡」ってラインを超えると衛生観念うんぬんってハナシになる
まーそうやって「女ってのはあんましキレイなもんじゃねーぞ」って
童貞のオトコノコたちを諭しているわけね
そういう意味でリアルに彼女をつくった時のシミューレートをしている作品なんかもな
男の子が作り出した理想の妖精が氾濫している中で
こういうのも受け入れていく余裕はあってもいいかもしれない










這いよれ!ニャル子さん 第1話「第三種接近遭遇、的な」 △+!








お使いのスピーカーの音量は正常です







阿澄佳奈さんの独演会だにゃw
彼女のボイスを聴いているだけでSAN値が削られていく寸法です
こういう風にアニメとして(あとクトゥル的)の体裁を最低限保ちつつ
声の芸で押し通してしまうのも1クールぐらいなら可能かもしれない
その内新キャラがでてきて掛け合い漫才になるのだろうけど
とりあえずこの初手の1話はみゃーの一人芝居で押し通してしまったかと
洗脳テープを聴き続けているようなまあ何とも異常な体験
声優ってすげーね









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