「社長、お土産です。」(疫病神)
?
「これ買うの、大変だったんすから。」
なんか知らんが、ありがとう。
・・・って
言うと思うか!
とっとと行くぞ。
うちの展示場にこいつが滞在した時間は5分ほどであろうか。
1秒たりとも広告マンとして、するべき仕事はしていない。
行った先は、水郷柳川である。
で、
なぜか、整骨院なのだ。
何度かこのブログに登場してもらっている「やました整骨院」さんだ。
どうしても、ここは外せないらしい。
「あー、すっきりしちゃいましたね。これから、あれに乗りましょうよ。」
柳川は私のオフクロの出身地でもある。親戚も多い。
子供の頃から、嫌になるほど遊びに行ってはいたが、
これをしたことは一度もない。
「乗りましょうよ。」
乗るか。
どんこ舟という。
平日の夕方という事もあり、舟は私と疫病神とで完全貸切である。
お堀の両脇には柳の枝が垂れ下がり、何とも言えぬ風情がある。
ゆったりとした舟のスピード感も実にいい。
「いい時間ですねえ。」(疫病神)
お堀に架かる橋の下を何度も通る。
時折、魚が跳ねる。
「今のは、ブルーギルじゃね。」(船頭)
この堀も外来種の脅威にさらされているとの事。
両脇の建物は、このような白壁のところはほとんどなく、保存の難しさを思い知る。
柳川城水門。
蔦が絡まる狭い水路をくぐる。
この狭い水門は城の防ぎのためであると、船頭さんは言う。
橋の下をくぐる場合、このような高さの橋がほとんどである。
くぐる時はほぼ寝転がらないと、頭を打つほどである。
船頭は時折、唐突に唄いだす。
「まちぼうけ~、まちぼうけ~」
柳川出身の文豪北原白秋の唱歌だ。
決してうまくはないが、この風景の中のひとつのパーツになるから不思議だ。
立花藩別邸の『お花』が終着の場所だ。
一時間ほどの川下りであった。
「よかったですねえ。」
疫病神も少なからず感動したようだ。
この点は、全く同意見である。
これは掛け値なしのお勧め観光スポットと言っていい。
次回は、柳川名物のうなぎのオプションを選択しようと思う。
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