初めにお断りしておきますが、これからお話しすることは、私が体験した本当の話です。
あれはまだ、古い家に住んでいた頃・・・・その日は寒い日だった事を覚えてます。
「うーーーん。」
何とも言えない悪夢にうなされ、私は夜半に目が覚めます。
しかし・・・
(うっ、どうしたっていうんだ!)
体が動かないんです。
これが金縛りって言うものかって、初めて思いましたよ。
真っ暗ななかを良く目を凝らしてみると、なんと、白髪をふり乱した霊とおぼしきものが、布団の上から私の体に乗り、胸のあたりをを抑えつけていたんです。
「身の毛もよだつ」というのはこういう事を言うんでしょうね。思わず「うあっ!」と目をつぶっちゃいましたよ。
それでも、(起きなくちゃ)と、私が自由にならぬ体を動かそうと、必死でもがいている時、聞こえてきたのは、
「はあ、はあ、はあ。」
と、恐ろしげなうめき声・・・ん?ちょっと待てよ。
この時点でようやく本当に目が覚めた私は、もう一度その怪しいものを凝視します。
私の目に見えてきたものは・・・
当時飼っていたピレネーのドンが、私の体に乗っかってニコニコ笑ってる顔。
「うわー、どかんか!ドン。」
ドンは寒い日だったんで、ふかふかの布団に寝たかったようで。
いや、なんせ50kg以上ありますからね。上に乗られたら身動き出来るはずもなく、寝苦しさに悪夢も当然見る訳で。さらに言うなら、私、近眼なもんで・・・。
えーとですね。なんて言いますかね、そのー。
ごほん、これはまぎれもなく本当の話でして・・・いえ、はい、すいません。
ランキング参加中です。↓クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村