プラムフィールドからのお便り

プラムフィールドでの出来事などを紹介していきます。                            

避妊手術の事

2008-09-11 | ペットのことなど
「なるべく早い時期に避妊手術を受けてください。」
もこを紹介してもらった行きつけの動物病院の先生から言われています。
その方が色々な婦人病などにも罹りにくくなり、結果的に長生きできると言うことです。確かに先代のコロも1歳の時避妊手術を受け、17歳まで長生きしました。

2~3年前でしたでしょうか。何とかという直木賞作家が新聞か何かのコラムに「子猫殺し」というエッセイを書き物議をかもした事がありましたよね。
確か、猫がサカリが来て性行為をし、子供を生むという本質的なものを奪う避妊手術は非人道的であるというものだったかと思います。そして結果的に生まれてきた子猫を育てる事が自分に出来ない以上、社会的責任から「子猫殺し」をするのだと・・・。

この話は数々の矛盾を感じます。
それじゃあ我が子にお乳をやり育てると言う喜びを取り上げるのは?
またその子猫たちの生きたいという願いを奪うのは?
どちらも非人道的ではないのか?
間違ってこの話を理解してるかもしれませんが、私はこの作家が単に自分の所業を屁理屈をつけて正当化してるものとしか思えません。



さて我が家のもこです。
もこが置かれてる環境は妊娠する可能性は今のところありません。避妊手術をするというのは、単に私達がもこに長生きしてもらいたいと言う理由だけです。

もこからその理由だけで一方的に出産する喜び、我が子を育てる喜びを奪おうとする事はどうなんでしょう?
もこにとったらつらい事以外のなにものでもありません。

「どげんしようか。」
「手術してもらおう。」
「うーん、やっぱかわいそかなあ。」
などと家内と話し悩みもしましたが、結果的にコロにもそうしたように、もこからその作家の言う「本質的なもの」を取り上げる選択をしました。

・・・ごめんな、もこ。