ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

出鼻を挫かれて

2011-04-13 22:43:28 | 日常

今日は暖かく良い天気
よし桜が咲いてスギ花粉症も治まり、近くの山にでも歩きに行こうと
9時9分最寄駅発の電車に乗って、羽生駅で秩父鉄道に乗り換え桜沢駅に向かった。
ところが…、途中持田駅で秩父鉄道が事故のために運行を停止し
運行再開の目処が立たないとアナウンスがあった
車掌の説明によれば、熊谷駅から先の下り線は運行しているとのことで
熊谷駅に出るには、持田駅から100メートルほど歩いた所にバス停があり
そこから熊谷駅行きのバスが出ているとのことであった。
ぞろぞろと乗客は電車を降り始め、各々切符の払い戻しをしたり
その切符で熊谷駅から先の秩父鉄道に乗車可能だと言われていたため
私はそのまま改札を出て、バス停のある方向へと歩き始めた


私がバス停に着くと、そこには既に十数人が並んでおり、私はその最後尾に付いた。
持田駅から歩いてきた乗客で、バス停にはあっという間に長い列ができたのだが
暫くすると、そこで驚く光景を目にした。
並んだ列を無視して、何となくじりじりと前方に来たかと思うと
列に並行して居座った50歳代と思われるオバサン3人は、楽しそうに話しながらバスを待っている。
私も年齢的には「オバサン」と呼ばれてもおかしくない年齢になったが、こんなことはしない
さらに驚いたことに、「バスは何分かしらね~。間に合わないと困るのよね~。」などと言いながら
バス停の時刻表を見る素振りをしながら先頭付近にやって来て、そのまま先頭に居座った
これまた50歳代と思われる和装のオバサン1人。
どんなに素敵な着物を着ていても、例え間に合わないと困ったとしても
順番に並んだ列を目の前に、よくまああんなことができるものだ
長い列の後ろの方には、70歳を超しているとしか思えないお年寄りだって並んでいたのだ。
もしかしたらこの方達は、目が見えないのかもしれないと思ったが
この道は相変わらず渋滞して困るとかおしゃべりし、時刻表を見に来たりしたのだから
目は見えているに違いないが、並んだ人々は一切見えないのだろう。
もしかしたらこの方達は、率先して席を取り
後方のお年寄りに譲って差し上げるのかもしれないと思ったが
バスが来てドアが開いた途端、率先して割り込んで乗車し
座席めがけて座った後は、微動だにしなかった。
厚顔無恥とは、まさにこういう人たちのことをいうのだ。
いい大人が、こういう行動をとること、そしてきちんと並んでいた近くの人達が
そういう行動を見ていて何の注意もしなかったことに、私は非常に落胆した


バスは熊谷駅に着いたが、非常に腹立たしい気持ちを抱えながら山に入ることは良くないと思い
今日は高崎線経由で帰ることにした。
秩父鉄道の事故とバス待ちの間の出来事に、出鼻を挫かれた格好になった
帰宅後、ダーリンにこの話をすると
「ザックを置いて、近くの人に『ちょっとザックを見ていてください、闘ってきますから
 と言って、闘ってくれば良かったじゃない
と言われた。
そうだね、ダーリン。
次回からは、ダーリンを見習って闘うことにするよ



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4 コメント

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お天道様は見てるのよ (芝刈り爺さん)
2011-04-16 10:27:32
13日の記事出来事、見ました。
いますよね、この手の輩。

注意したこともありました、でも気まずくなることが多かった気がします。注意されて「あ!すみません」なんて言うような輩ではないのですから。
食ってかかられて、ごちゃごちゃ言われて、、、。だから文句言うにしても諦めがちにみんな並んでるんですけど、、。という感じ。ダメ元。でもね、お天道様は見てるんです。
そもそもそんなことしてまで座ろうとする人たちは、すでに心に地獄を宿しているんです。かわいそうに。逆に言えば、座席を譲ろうとする人はやっぱり、幸せなんですね。慰めになりませんが、爺さんのコメントです。これから私は近場に芝刈り。
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私も怒れば心に地獄か… (ぴすけ)
2011-04-16 18:37:31
芝刈り爺さん、こんにちは。
あ~、またぴすけは怒っとるな~と思いましたね?
まあ、根拠のない怒りではないので、こういう輩が行いを改めれば鎮まるものだとは思いますが、そもそもこの人達は行いを改める以前に「なにも悪い事はしていない」くらいに考えているかもしれませんね。
実際、このケースとは別の事柄でしたが、那須で出会ったオバサンはそう言い放ちましたから。
私も怒れば心に地獄を抱えるわけですね
まだ解脱していないので、こういう地獄を抱えてしまうことが多々ありますが、芝刈り爺さんのコメントで、この地獄からは抜け出せそうです。
ありがとうございます。
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こんばんわ (雨あがり)
2011-04-18 19:53:34
そういう場合、私はけっこう大声で言います。
「おお~~い、ちゃんと並びなよ~~」
♪与作が木を伐る~ みたいなのんびりした調子で謳うと、そんなに騒ぎになりませんよ。
もっとも、その時の顔は、けっこう恐くなってて、そちらの方の効き目が強いかもしれません。

また時々おじゃまします。よろしく。
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お人柄のなせる業ですよ (ぴすけ)
2011-04-18 21:02:07
雨あがりさん、こんばんは。
当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。
私が思うに、それが出来るのは、雨あがりさんのお人柄のなせる業ですよ。
お書きになった物を拝読していても、それは感じています。
ところが私の「お人柄」はというと…、見るだけで怖い(たいていの人は、慣れてくると、「最初は怖い人かと思った」などと言います)、眼光鋭く、ロボットのような不自然な動き、口調はクソまじめ(クソなんて言っちゃあいけませんね、アハハ)、知人達からは「鬼」と呼ばれ、娘は般若の面を「お母さん」と呼んでいます
もう少し齢を重ねたら、もっと妖怪度を増して、別の手段がありそうな気がするのですが…。

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