ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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今日の見もの(キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー)

2013年07月15日 08時43分03秒 | 見もの

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
Captain America: The First Avenger
2011年 124分 アメリカ

本当は逆順に見た方が良かったのかもしれないけど、アベンジャーズで見たキャプテン・アメリカの話を見直したくて見てみた。

強い愛国心を持つ青年スティーブ・ロジャース(ブルックリン出身)は出身地を偽装しつつ兵士に志願していたが、ひ弱な体を理由に何度も入隊を拒否されていた。彼がまた持ち前の愛国心と正義感でゴロツキとケンカをして殴られている所を、親友のバッキー・バーンズが助けた。共に未来技術の展覧会を訪れたところ、そこでも兵士が募集されており、諦めきれなかった彼は今一度入隊を申し込んだ。戦略科学予備軍(SSR)の科学者であるエイブラハム・アースキン博士はスティーブの強い意志を知り、彼にSSRが行う「スーパーソルジャー計画」の被験候補者としてチェスター・フィリップス大佐とイギリスのエージェントのペギー・カーターの下でテストを受けさせようとする。フィリップスは当初スティーブを使うことに反対していたが、彼の勇気を知るとアースキンの主張に納得した。実験前夜、アースキンはかつてナチスに協力させられ、シュミットに不完全な超人血清を与えた結果、副作用を起こさせていた経緯をスティーブに明かした。

上:血清使用前 下:使用後

ヨーロッパでは、ナチスの将校ヨハン・シュミットの部隊がノルウェーのトンスベルグを侵攻、強大なパワーを持つ「コズミック・キューブ」を奪取。部下のアーニム・ゾラ博士にキューブを使わせ、新兵器のエネルギーにさせた。さらにアースキンの居所を把握し、彼のもとへ暗殺者を送り込んだ。アメリカではスーパーソルジャー計画が実行に移され、スティーブには超人血清が打たれ「ヴェータ線」が浴びせられた。実験は成功し、彼の身長は伸び、筋肉質な身体となった。だがその直後、実験の立会人に混じっていたシュミットの暗殺者によりアースキン博士は暗殺されてしまう。スティーブはすぐさま追いかけるが、逃亡劇の末にハインツは隠し持っていた青酸カリで自決。

アースキンの死により血清の製造法は失われ、スーパーソルジャー計画は凍結されてしまい、スティーブは唯一の超人兵士となってしまった。スティーブは戦場へは出ず、米国上院議員ブラントの依頼で星条旗をモチーフにした炭素繊維強化プラスチック製のコスチュームを着て「キャプテン・アメリカ」というマスコットキャラクターとして活動することとなる。国内の戦意高揚に大いに貢献するが、ショーのツアーのためにイタリアを訪れたところ、現地の兵士達からは冷笑されるのみであり、自分の存在意義を改めて見つめ直し始めた。その時バッキーが所属する107部隊がシュミットたちによる襲撃を受けたことを知ってしまう。バッキーの死を信じられなかったスティーブは、ペギーとハワード・スタークに敵地上空まで輸送してもらい、単身でシュミット率いるヒドラの基地へと乗り込んだ。そこでやはりバッキーやその仲間たちは生きており、共に基地を脱出する。バッキーと共に逃亡する最中、スティーブはシュミットと出会い、未完成の血清の副作用によってレッドスカルとなった彼の真の姿を目にした。

救出を成功させて自軍へと帰還したスティーブは兵士達の信頼を勝ち取り仲間として認められ、その後ヒドラの基地を壊滅させるため、脱出した仲間たちを率いて部隊を結成した。さらにスティーブはスタークに依頼し、特製の戦闘服と鋼鉄よりも頑丈なヴィブラニウムでできた盾を身につけ、数多くのヒドラ基地を潰していった。部隊はさらにゾラ博士が乗った列車を攻撃するが、彼の反撃により同行していたバッキーが谷底へと落とされて死亡。フィリップス大佐は捕らえたゾラ博士からシュミットが世界の主要都市の爆撃を計画していることを聞き出した。親友を失い悲しみに暮れるスティーブだったが、世界を救うため最後のヒドラ基地へと向かう。

正面から乗り込んだスティーブは捕まってしまうが、彼を囮として部隊が強襲。一気に基地を壊滅へと追い込むが、シュミットは爆弾を載せた飛行機で脱出する。飛行機に忍び込んだスティーブはシュミットと死闘を繰り広げ、その最中にコズミック・キューブが暴走しシュミットは消滅した。しかし、飛行機を止めるすべはなく、スティーブは爆弾をアメリカに到達させないために北極に飛行機ごと沈めることを決めた。スティーブに惹かれていたペギーは彼と再会の約束をするが、途中で無線は途絶えてしまった。ハワードはスティーブの捜索の末、コズミックキューブを回収したが、遂に彼を見つけることは出来なかった。

そして70年後の現代。北極で氷漬けとなった飛行機と、その中に眠る盾が発見された。氷漬けになりながらもスティーブは生きており、S.H.I.E.L.D.の基地に運ばれ治療を受ける。目を覚ましたスティーブは、ニック・フューリーら新たな任務が言い渡される。(※結局アベンジャーズへ続く(笑))ウィキより(改)

名前や格好からアメコミのキャラだとは思っていたが、やはりそうなのだろう。たぶんそのアメコミを出している出版社つながりで作られた映画だと思う。登場人物のハワードもアイアンマンへと血がつながっていくし、血清計画がハルクを生み出したとか、このキューブがマイティー・ソーに関係しているとか、全てを知るためにはそれらの映画を見て、アベンジャーズ2を楽しんでからと言うことだろう。色々あったヒーロー物をどこかでくっつけ物語を完結させようとしていくのは、日本のウルトラマンシリーズでも同じ。自分にとってのヒーローの訳あり物語とかが見られるんだから、アメコミに浸かった人ならこれ以上の物語群はないのではないか。まぁどこの国でも同じだろうね。

さて純粋に映画の話に戻ると、正義感を持った無敵の正義の味方が,悪人どもをばったばったと倒していくんだから、見ていて痛快、悪は滅び正義は栄えるで気分も満足。死んで欲しくないヒーローが現代に蘇ってくる事も嬉しい。愛した女性と会えずに別れたことは切ないが、それ以外はハッピーな物語だ。たぶんアメリカ人の持つ「善良で世界最高の正義の国」の自尊心も満足させられるだろうし、「2時間の夢の物語」の映画としてはよいのではないかな。強いてあげるとすれば、ハルクやマイティー・ソー、アイアンマンを見て(順番はともかく),アベンジャーズまで進まないとダメって事で、食玩をコンプリしないと気が済まず、延々と買い続ける気分に似ている。「続き物・セット物」にするなよと考えるか、つながっていって次が楽しみととるかは人それぞれ。私は色々楽しめて次につながりながら疑問が一つずつ解けていくのがおもしろいと感じるけどね。これから全部見なさいと言われるとちょっと面倒かもしれない。

ランク:秀作、楽しめます。正義感ある人たちの登場で見ていて気分がいい。