なかなか・・・。

今日も、とっても良いお天気でした。

まきばでも、干し柿作りが始まりました。Y子さんが一生懸命に皮を剥いていました。

太郎ちゃんは、その柿を欲しがっていたそうです。
私がまきばに着いたのは、もらえないので、行ってしまったところでした。



ここが、太郎ちゃんのリビングです。



いました。
ニンジン食べる？
今日は、リンゴもあるよ。

太郎　　「うん。柿、もらえなかったんだ。」

あれは、渋柿だよ。

太郎ちゃんに、ニンジンとリンゴをあげて、みんなの所に行って、ニンジンとリンゴをあげました。
でも、きょうは、フランが別の場所にいました。
ドルに追い出されてしまったそうです。ただ、以前、マルクと争った時のように、流血事件にはならなかったそうです。仕方ないことです。

みんなは、搾乳所付近にいました。
パイがとても淋しそうだったので、放牧場に誘いました。



風　　「行こう！行こう！」

飛んできたのは風ちゃんでした。



みんなは、ここでストップ。

風ちゃんだけが、大喜びで下りてきました。



そして、そのままの勢いで、下で寝ていたモー軍団の中に飛び込んで行きました。

でも、みんな、なかなか下りてきません。

風ちゃん、どうしようか？

オマケかな？

アル　　「たまに来てみれば、風ちゃんには、ホント、ビックリさせられたわ。

　　　　　　草でも、食べようかな。」

この日のアルちゃんは、終始ブツブツと文句を言っていました。



すると、近くで草を食べていたウランちゃんが、

ウラン　　「イザ！

　　　　　　　勝負！」

アル　　　「？」

不自由な後ろ肢を使って、勝負を挑みました。




アル　　「私と勝負したいの？

　　　　　　えい！」

ウラン　「そうよ！

　　　　　まだまだ！」

雄達の小競り合いを真似しています。というか、ウランちゃんにとって、相手は雄でも雌でもどちらでもいいようです。

放牧場をアルちゃんと戦いながら移動します。




フラン　　「巻き込まないでくれ。」

アル　　　「フランと遊びなさい！」

うらん　　「うん！」

アルちゃんは、解放されました。

じゃあ、今度は私と遊んでね。



アル　　「重いってば！。」



アル　　「今日は、仏滅かしら？」

ううん。大安よ。

風ちゃんの危険

ポニーといっても、体重は相撲力士以上。普通の馬の駆足が時速６０～７０ｋｍなので、まきばのポニー達でも、４０ｋｍ位は出るかもしれません。
白鳳が時速３０ｋｍ以上で走り回っていたら、やはり、危険ですよね。しかも、馬は最初の一歩からフルスピードを出す事も可能です。
いつ走り出すかわからないポニー達と少し距離を置くことが必要な場合もあります。

小さい風ちゃんには、他にも危険があります。

私が、パイの草の実を取っていた時、

パイ　　　「大変！」



アトム　　「風ちゃん、駄目だよ！」

？？？



アル　　　「風ちゃん、起きなさい！」

ウラン　　「起きて、起きて！」

アトム　　「お母さぁ～ん！」

ああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！！！



アル　　「見てないで、何とかしてちょうだい！」

はい。

モ子　　「くすぐったいなぁ～。」




風　　　「だって、眠いんだもん・・・」

写真に写っていませんが、リラも来ています。でも、風ちゃんが牛に近すぎて、どうすることもできません。



アトム　　「モ子ちゃん、絶対動かないで！」

アトムが一番心配してます。風ちゃんの背中をマエガキしたり、風ちゃんの顔を突いて起こそうとしています。
でも、前足を出せないので起きられません。

大丈夫、任せて。
お尻を持ち上げて起こしました。



リラ　　「寝るときは、ちゃんと場所を選びなさい！」

風ちゃん、怒られてしまいました。



余程眠かったのか、その場を移動する事無く、たったまま寝てしまいました。

みんな、ホッとしました。

進化。

たった２ヶ月で、母と距離を置いて草を食べるのは、多分、まきばのポニー社会が変化して、進化しているからだと仮定を立ててみました。

もし、一緒にいたら、←

小競り合いは、中競り合いに進化しつつあります。
騒動に巻き込まれてしまいます。
この騒動は、いつ、どこで発生するかわかりません。しかも、パイやリラが原因になることも多々あります。

距離を置けば、走り出しに気付いて、上手くかわせそうです。

というのが、私の観察結果なのですが、まだまだ、結論は出さない事にします。

さて、走り去ったのは、パイとフランで、他のポニー達は、途中下車、



今回の暴れん坊フランをやり過ごしましたが、やはり、



リラ　　「お水飲んでくるわ。」

一度、搾乳所に戻るようです。
走ったので、喉が渇いたのでしょう。

でも、私としては、見ていただけで、まだ、遊んでいません。
是非とも、放牧場に行かねばなりません。

ころあいを見て誘いました。




風　　「もちろん！

　　　　まだ、草、食べたい！」

先頭を切ったのは、風ちゃんでした。こんなデコボコの坂をスイスイ下りてきました。

そして、




アル　　「ブツブツ、ブツブツ。」

あら・・・。

なんとなく、わかってきました

パイとフランにも、ちゃんとニンジンとカボチャをあげました。

この日は、みんな、草をとても一生懸命に食べていました。
冬が来るからですね。

ふと気が付くと、



風ちゃんもひとりで、黙々と食べています。
でも、みんなとは、距離があります。

特にリラとは、こんなに離れています。

そこで、この日は、遊びたいのを我慢して、じっと、見ていることにしました。

すると、



アトム　　「ここの草、美味しい？」

風　　　　「うん。」



アポ　　　「良く噛んで食べるんだよ。」

風　　　　「うん。」




アポ　　　「ここにも、美味しい草があるよ。」

風　　　　「うん。」

みんな、風ちゃんを気にして、時々、様子を見に来ます。

そして、




リラ　　　「喉、渇いたでしょう。」

風　　　　「うん。」

お乳もちゃんと飲んでます。

みんなと距離を置くのは、やはり、



この子達が原因のようです。