piebald's blog

ポニーと馬と私が作るブログです。

お手柄!

2010-02-28 21:42:43 | インポート
津波はまだまだ注意を要するようですね。早く静かになってほしいです。

自然界は恐い事もありますが、素晴らしい事もあります。
昨日のことです。
みんなに、ニンジンをあげて、食べ終わったことを確認させました。
いつもなら、どこかに移動したり、写真を撮り始めたりします。
最近はパイの部屋に行く事が多いです。
たまには、プラム畑にと思っていたのに、リラが動き始めました。



いつもなら、リラは、私が目指す方向を見て、付いてきたり、来なかったりで、先に自分が動く事はありません。
馬小屋に帰るのなら理解できますが、このように、柵を越えて冒険しようなどということは、絶対にない馬です。

アトムも何かを感じたのでしょう。母に付いて行く前に、オシッコを始めました。緊張したのかもしれません。

構わずリラは進みます。←

坂を上って、右に行きました。
目的がある行動です。

付いて行きました。

すると、




子牛が生まれていました。
生まれてすぐなのか、体中濡れて、へその緒がぶら下がっています。

後で、聞いたところ、この牛の予定日は、3月3日だったそうです。予想もしていなかったそうです。しかも、ここは、放牧場の柵の外。藪の中で見つけにくい所です。
その上、昨日は、Hさんは用事があり、いつもより早く帰る予定でした。この母牛が餌を食べに戻らなくても気にせず帰ってしまったかもしれません。

そして、今日は午前中雨。




母子とも元気そうです。
花子は、生まれてすぐ、母牛に見捨てられてしまいましたが、このお母さん牛は、子牛の面倒をちゃんと見ています。大丈夫でしょう。

実は、これもまきばのポニーのお仕事です。
もちろん調教されたわけではありません。
ここの牛は、昼夜放牧です。時々、こうして脱走して出産する牛がいます。Hさんが探しに行っても、見つからないことがあります。そんな時、子牛は外で夜を過す事になり、朝までには危険なこともあります。
次の日、Hさんが見つけると、そばにポニーのボロ(糞)が落ちているそうです。
調教されたわけでもないのに、ちゃんと子牛を守っているんです。

リラ、お手柄よ。後でちゃんとHさんに報告するからね。

さあ、遊びに行こう。

リラ  「うん。」