クラッシャー・マキのあざらし時間

食いしん坊で、お出かけ好きな私と家族の気ままな時間。

父、最後のドライブ

2015-12-27 11:22:46 | 
実家の父が、決心してくれました。

車を手放す決心です。


父は85歳。

耳が遠くなり、目もどの位見えているのか・・・。

でも、車の部品の生産に携わり、車で営業もこなしていた父なので、ずっと車を手放すとは言ってくなかったのです。


数年前から運転はヒドイもので、車線キープすら難しくなっていたので「危ないからやめて!」とお願いしていました。

高齢者の車の事故の報道を聞くたびに、心配をしていました。



昨日実家に行ったら、「年内に手放すことにした。」というではありませんか!

でも、最後に一か所行きたい所がある・・・と言います。

行き先は、川口市にある鋳物工場。

届けたいものは、鉄の塊100kgほど。


車は初代プリウス、走行距離52300km。

16年で5万キロ、あまり乗ってはいなかったんだな~と思いました。


母が心配しているので、父の最後のドライブに私が同行することに。

プリウスくん、実はバッテリーの調子が良くなくて、エンジン止めると次にかかる保証がないとのこと。

とりあえずエンジンがかかったので、そのまま川口へ行くことに。

プリウスくんも、ご老体です。


天現寺から首都高に乗り、池袋をぬけ中台で降りて環8を通り橋を渡って川口へ。

鉄を受け取っていただき、帰路につきます。

日が暮れかけていたので運転を替わろうと申し出ましたが、却下されました。

最後まで自分で運転したいのでしょう。


同じ道を辿って帰ります。


ところが!


分岐で間違え、中央環状品川線へ。

新しい道なので、父も私もよくわかってません。

しかも渋滞。

でもね、前の車について行くしかありません。

五反田で地上に出て、Uターンして恵比寿に戻りました。

無事、帰宅。

父は、「スッキリした。」と言ってました。


車を手放す決心をしてくれて、本当に良かったと思います。

車の運転に限らず、出来なくなったことを認めるのはきっと辛いことでしょう。

でも、自分で決心してくれました。

最後のドライブに付き合えたのも、良かったです。


ただし・・・


父の免許証は、今年更新したばかり。

レンタカーなら乗れちゃいますね。



免許証の更新ができたから、車を手放す決心がついたのかもしれないな・・・とも思いました。


というわけで、最後のドライブに付き合ったお話でした。








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