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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

教育公費支出 日本また最下位

2011年09月16日 | こども危機
 ◇ 教育公費支出 日本また最下位 OECD 08年調査

 経済協力開発機構(OECD)は十三日、二〇〇八年の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める学校など教育機関への公的支出の割合を発表した。日本は3・3%で、データの比較が可能な三十一カ国中で最下位だった。
 日本は〇五、〇七年も最下位となり、低迷が続いている。今回のデータは自公政権時代のもので、民主党政権で実施した高校無償化などは加味されていない。このためOECDは「今後、日本の支出割合は増えるのではないか」とみている。
 国と地方を合わせた公的教育支出の対GDP比はOECD平均が5・0%。トップはノルウェーで7・3%、次いでアイスランドの7・2%、デンマーク6・5%。
 一方、日本の教育支出に占める私費負担の割合は33・6%で、チリ(41・4%)、韓国(40・4%)に続いて三番目に高い水準。教育段階別の私費負担の割合は、大学などの66・7%(OECD平均31・1%)、幼稚園の56・5%(同18・5%)が特に高かった。
 〇九年の日本の学級規模平均は、小学校段階で二八・〇人となり、OECD平均(二一・四人)を大きく上回った。中学校段階では三三・〇人で、韓国(三五・一人)に次いで二番目に大きな規模。
 文部科学省は今春、公立小学校一年生の一学級当たりの児童数上限を、四十人から三十五人に引き下げ、今後も対象学年を広げる方針。
 OECDは「教育の質向上には、学級規模だけでなく、教員の勤務条件の改善などの総合的な取り組みも必要」としている。
『東京新聞』(2011年9月14日【教育ニュース】)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/education/edu_national/CK2011091402000188.html

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