2013年度、立正大学後期授業が終わり、私の授業に対する学生の感想をホームページに掲載しました。時間のある時にお読みください。
http://www.dohi-shien.com/html/
《学校に言論の自由をHP》より
★ 「・・・も」と、「・・・しか」の違い ~立正大学授業感想より~
皆さんもご存知かと思いますが、現在私は立正大学と法政大学で教職課程の授業を行っており、楽しくて仕方がありません。最後の課題レポートには、今後の授業の参考にするために私の授業の感想(批判も含めて)を学生に書いてもらっています。立正大学2013年度、後期授業の学生(31名中8名)の感想(抜粋)を掲載します。
◎私は大学の教職の授業で土肥先生の授業が一番良かったと思っています。なぜなら、生徒の名前を覚えているということが一番でした。これは教師になるうえで一番大切なことだと思っています。
・・・・・先生の授業は、自分がちゃんと授業に参加していると実感できて満足でした。・・・・・他の授業では、「あと〇回も」授業があるよとなっていましたが、土肥先生の授業は、「あと〇回しか」ないと思うようになっています。半年間ありがとうございました。裁判頑張ってください。
◎・・・・・授業の時は前の教壇に立ってほとんどその場から動かず授業を進めていく先生がほとんどですが、土肥先生はダジャレを織り交ぜながら学生の近くまで積極的に質問したり話しかけたりしてくださるので、とても楽しみながら授業を受けることができました。・・・・・もう一点他の先生と違うと感じたのは遅刻をしてくる学生への態度です。大体の先生は遅れてくる学生に対して何も声をかけませんが、土肥先生は毎回声(注意)をかけていました。学習権の平等を重んじる土肥先生だからこそのことだと思います。
特に批判はないのですが強いて言うならば、授業に熱中しすぎて興奮してくると声が大きくなって驚くことがあるので気を付けて欲しいです。
◎初めの授業の時、テンションの高い先生だなと感じました。・・・・・授業はしっかりと生活指導について教えてくれました。土肥先生の授業ではそれぞれのテーマで自分の勤めていた三鷹高校などの実体験を交えてくれて現場のことがよく理解できる授業で、為になりました。特にモンスターペアレントでは実際にあった出来事を教えてくれ、その際に記録を取ることが一番の対処法であるというような実際に体験しないとわからないようなことを教えてくれて良かったです。
最後に授業の批判ですが、授業自体は実体験を交えて授業を行っていたため教師を目指す人の為に参考になる授業でしたが、やはり土肥先生が自分で言っているとおり声が大きいです。またギャグの質が低いのでその2点を改善したほうが良いと思います。
◎私はこの授業で寝たことはありませんでした。なぜなら寝てしまったら教育現場の実際を聞き逃してしまうからです。この授業で良いところは、以前高校などで実際に働いていた土肥先生の実際の体験談、イレギュラーなことも含まれる体験談を聞くことができるし、それらを土肥先生がどのように対処してきたのかというHow to を聞くことができることだと思います。・・・・・この授業の批判点は、批判できないような授業であることです。私は人の粗探しが得意ですが、この授業や土肥先生自身に対して批判できる点がありませんでした。そのような授業にしてしまうこと自体がずるいです。先生の授業では、先生の熱意が伝わってくるのでこちらもそれに答えたくなりました。そのような授業にして批判点を作らないということがずるいです。逆に批判点のないほど授業づくりが上手だと思いました。今までありがとうございました。楽しかったです。
◎土肥先生の授業ではとても多くのことを学んだ。教育とは何か、教育を行う上で何が重要か、生徒にとって「いい先生」とは何か、など座学ながら非常に実践的な内容を学ぶことができ、大変満足している。・・・・・授業内の問答のほとんどがイエスかノーかで答えられるクローズドクエスチョン形式だったのが残念である。大学生を対象とした講義なので、一方的な知識の伝達ではなく学生同士で討論をし、考えを深める機会が多少なりあったほうが良かったのではないだろうか。・・・・・せっかく言論の自由を保障したのに、用いる場がないのは寂しい。積極的に活用すべきである。
◎・・・・・裁判の時に集まった陳述書を読んだり、先生本人から裁判の時の事や、教育委員会についての貴重なお話しをきけたのは興味深かったです。言論の自由について、人権についてもっと知っておかなければならないという危機感を持ちました。・・・・・土肥先生の授業での大きなポイントである「基本的人権の尊重」「平等」「信頼関係」は当たり前のようで、忘れがちな事だと思います。どんな時もこの事を頭の片隅に置いて、冷静に考えられる教師になりたいです。15コマの授業、4か月間ありがとうございました。
◎・・・・・校長先生時代には毎朝校門の前で生徒たちに挨拶をしていると聞いて驚きました。その小さなことからコツコツ積み上げることで、自分が担任を持たない生徒にも信頼関係ができるのではないかと思います。私は校長とはただ校長室で静かに事務作業をしていて、生徒との触れ合いが全くなく、何か集会がある際には言葉をかけ、しかしその言葉はたいてい生徒は聞いていないと思いますが、先生がもし私の校長だったら少し変わっていたと思います。
◎この授業全体の感想を一言で表すのは難しいが、「元気で、楽しくて、まじめで、けど面白くて、ためになった」授業であった。どの授業よりも、熱心に参加できた。(実際、後期の授業で一番欠席数が少ない)とにかく、聞いている人を自分の世界に引き込む話術と、それを支える豊富な実地経験には圧倒させられ、飲み込まれた感が否めない。しかし、聞いている者に実際の事案について考察させ、意見を表明させる授業スタイルは(個人的には)好感のもてるものだった。それが熱心に参加できた理由かもしれない。授業の内容は、人権の歴史、教師論、学校組織論、ジュネーブ宣言、子どもの権利条約、体罰等多岐にわたっていたが、その多くは他との関連性があり、教育の複合性について再確認させられた構成であったと思う。・・・・・
『土肥元校長の裁判を支援する会』
http://www.dohi-shien.com/html/
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《学校に言論の自由をHP》より
★ 「・・・も」と、「・・・しか」の違い ~立正大学授業感想より~
皆さんもご存知かと思いますが、現在私は立正大学と法政大学で教職課程の授業を行っており、楽しくて仕方がありません。最後の課題レポートには、今後の授業の参考にするために私の授業の感想(批判も含めて)を学生に書いてもらっています。立正大学2013年度、後期授業の学生(31名中8名)の感想(抜粋)を掲載します。
◎私は大学の教職の授業で土肥先生の授業が一番良かったと思っています。なぜなら、生徒の名前を覚えているということが一番でした。これは教師になるうえで一番大切なことだと思っています。
・・・・・先生の授業は、自分がちゃんと授業に参加していると実感できて満足でした。・・・・・他の授業では、「あと〇回も」授業があるよとなっていましたが、土肥先生の授業は、「あと〇回しか」ないと思うようになっています。半年間ありがとうございました。裁判頑張ってください。
◎・・・・・授業の時は前の教壇に立ってほとんどその場から動かず授業を進めていく先生がほとんどですが、土肥先生はダジャレを織り交ぜながら学生の近くまで積極的に質問したり話しかけたりしてくださるので、とても楽しみながら授業を受けることができました。・・・・・もう一点他の先生と違うと感じたのは遅刻をしてくる学生への態度です。大体の先生は遅れてくる学生に対して何も声をかけませんが、土肥先生は毎回声(注意)をかけていました。学習権の平等を重んじる土肥先生だからこそのことだと思います。
特に批判はないのですが強いて言うならば、授業に熱中しすぎて興奮してくると声が大きくなって驚くことがあるので気を付けて欲しいです。
◎初めの授業の時、テンションの高い先生だなと感じました。・・・・・授業はしっかりと生活指導について教えてくれました。土肥先生の授業ではそれぞれのテーマで自分の勤めていた三鷹高校などの実体験を交えてくれて現場のことがよく理解できる授業で、為になりました。特にモンスターペアレントでは実際にあった出来事を教えてくれ、その際に記録を取ることが一番の対処法であるというような実際に体験しないとわからないようなことを教えてくれて良かったです。
最後に授業の批判ですが、授業自体は実体験を交えて授業を行っていたため教師を目指す人の為に参考になる授業でしたが、やはり土肥先生が自分で言っているとおり声が大きいです。またギャグの質が低いのでその2点を改善したほうが良いと思います。
◎私はこの授業で寝たことはありませんでした。なぜなら寝てしまったら教育現場の実際を聞き逃してしまうからです。この授業で良いところは、以前高校などで実際に働いていた土肥先生の実際の体験談、イレギュラーなことも含まれる体験談を聞くことができるし、それらを土肥先生がどのように対処してきたのかというHow to を聞くことができることだと思います。・・・・・この授業の批判点は、批判できないような授業であることです。私は人の粗探しが得意ですが、この授業や土肥先生自身に対して批判できる点がありませんでした。そのような授業にしてしまうこと自体がずるいです。先生の授業では、先生の熱意が伝わってくるのでこちらもそれに答えたくなりました。そのような授業にして批判点を作らないということがずるいです。逆に批判点のないほど授業づくりが上手だと思いました。今までありがとうございました。楽しかったです。
◎土肥先生の授業ではとても多くのことを学んだ。教育とは何か、教育を行う上で何が重要か、生徒にとって「いい先生」とは何か、など座学ながら非常に実践的な内容を学ぶことができ、大変満足している。・・・・・授業内の問答のほとんどがイエスかノーかで答えられるクローズドクエスチョン形式だったのが残念である。大学生を対象とした講義なので、一方的な知識の伝達ではなく学生同士で討論をし、考えを深める機会が多少なりあったほうが良かったのではないだろうか。・・・・・せっかく言論の自由を保障したのに、用いる場がないのは寂しい。積極的に活用すべきである。
◎・・・・・裁判の時に集まった陳述書を読んだり、先生本人から裁判の時の事や、教育委員会についての貴重なお話しをきけたのは興味深かったです。言論の自由について、人権についてもっと知っておかなければならないという危機感を持ちました。・・・・・土肥先生の授業での大きなポイントである「基本的人権の尊重」「平等」「信頼関係」は当たり前のようで、忘れがちな事だと思います。どんな時もこの事を頭の片隅に置いて、冷静に考えられる教師になりたいです。15コマの授業、4か月間ありがとうございました。
◎・・・・・校長先生時代には毎朝校門の前で生徒たちに挨拶をしていると聞いて驚きました。その小さなことからコツコツ積み上げることで、自分が担任を持たない生徒にも信頼関係ができるのではないかと思います。私は校長とはただ校長室で静かに事務作業をしていて、生徒との触れ合いが全くなく、何か集会がある際には言葉をかけ、しかしその言葉はたいてい生徒は聞いていないと思いますが、先生がもし私の校長だったら少し変わっていたと思います。
◎この授業全体の感想を一言で表すのは難しいが、「元気で、楽しくて、まじめで、けど面白くて、ためになった」授業であった。どの授業よりも、熱心に参加できた。(実際、後期の授業で一番欠席数が少ない)とにかく、聞いている人を自分の世界に引き込む話術と、それを支える豊富な実地経験には圧倒させられ、飲み込まれた感が否めない。しかし、聞いている者に実際の事案について考察させ、意見を表明させる授業スタイルは(個人的には)好感のもてるものだった。それが熱心に参加できた理由かもしれない。授業の内容は、人権の歴史、教師論、学校組織論、ジュネーブ宣言、子どもの権利条約、体罰等多岐にわたっていたが、その多くは他との関連性があり、教育の複合性について再確認させられた構成であったと思う。・・・・・
『土肥元校長の裁判を支援する会』
http://www.dohi-shien.com/html/
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