能登地震からもう3週間になります。
1月1日は関東地方の北の方のペケママの家の方もかなりの揺れでした。
先日、東日本大震災も経験した実家の母が言いました。
「ブラジルって地震がないんでしょう?いいわね~」
いえいえ、ペケママ母よ、安定陸塊で地震が無いと思われているブラジル、実は地震があるんですよ。
ブラジル標準時間の1月20日土曜日午後4時31分、ブラジルの西の端っこのアクレ州でマグニチュード6.6の地震が起こりました。
震源地はアマゾナス州との州境に近いTarauacáという町。
地震は断層のずれによるもので、そのエネルギーはかなり大きいものでしたが、震源の深さが614.5㎞というかなり深い場所だったため、地表にはごくわずかの影響しかなかったそうです。
能登地震の震源深度が5㎞ということですから、その違いが判りますよね。
600㎞超えって絶対に間違いよね、と思ってたくさん調べちゃったわ。
この場所は昔から地震の多発地帯でした。
2019年にはマグニチュード6.8の地震が起こり、住民が真夜中に飛び起きるということがありました。
ここ以外が震源地の場合でも地震波の伝わり方によって、マナウスでも地震を感じることが最近多くなってきました。
2022年5月にはペルーを震源とする地震がマナウスの街を驚かせました。
裁判所では人々が驚いて建物外に
2021年1月にはギアナを震源とする地震で...
人々が通りに逃げる
しかーし、中に鉄筋が入っているわけでもない、ブラジル...いや、マナウスの一般の家の建築、そんなところにいたら倒れてきた塀で大けがしちゃうよ、と言いたい。
恐らく、高層建築が少なく、地震というものがそれほど知られていなかった時代には、ブラジルには地震が無いと思われていたのでしょうね。
世界中のニュースがほとんどリアルタイムで見られるようになった最近になって、ブラジルでも地震があるということを人々が体で感じるのでしょう。
ということなのですよ、ペケママ母さん。
現在までに起こっている地震はすべて震源深度が深いから、地表への影響は少ないけれど、今後もしかしたら地表により近い場所で断層のずれが起こったら...と思おうとちょっと心配です。
でもね、まあ、能登地震震源深度5㎞、方やブラジルTarauacá地震の震源深度600㎞ですからね...