ペケママ家のサーラ(居間)は広いです。
一昔前の建築物なので、そのあたりが かなり贅沢に作ってあるのよ。
コンドミニオの他のお宅ではね、サーラにはエアコンが二つ付いているのですが、ペケママ家は一台のみ。
家の前の持ち主が 引っ越していく時にオリジナルでついていたエアコンも、持って行ってしまったの。
まあ、わが家はそれほどエアコン好き一家ではないし、なにより二人(娘がいたころでも3人)家族なので 別に必要性も感じなかったんです。
そのかわりに がんばってくれているのが このヒト!!
ザ 扇風機!!
この3月に お帰りに買った方からいただいた ニューフェースよ!!
このヒトが自然な風で サーラ全体に安らぎを与えてくれてるのよ。
しーかーし!!
事件は起こった!!
先週末、台所で仕事をしていた私に 夫が
「なんで 扇風機 庭のほう向けてるの?」と尋ねた。
へ??
私さっき、ワンコニャンコのいる ソファー側に向けたはずだけど。
考え違いだったかな?
見て見ると、確かに扇風機は庭に向けて 孤独に風を送っている。
次の日、送風の方向を確認してから台所に行ったはずなのに、ひと仕事してサーラに戻ってみると…
庭に向けてむなしく送風する扇風機。
おかしい!!
夫とヒソヒソと囁きかわしました。
「これは プレッタばばあの呪いでは...」
まだ生きてるけどね
でも、いくらプレッタちゃんが呪いっぽい顔立ちだとはいえ、まさかね~
扇風機の不審な動きが始まって3日目、とうとう真実がわかりました。
内側に向けておいたはずの扇風機が 気が付くと庭のほうを向いていたのは…
扇風機が 自分で動いていたから~
台を停めるねじが一本外れていて、扇風機が頭を振った勢いで 自分で回ってしまっていたのよ。
真実を発見した時には ぶっ飛びましたわよ。
プレッタちゃん ごめんね~
はい おっしゃる通りです
お詫びのしるしに 伝ちゃんたちには内緒でお肉一切れあげるから...
お 良いお顔!
お肉一切れで 手を打ってくれるみたいで。
さすが、おばあちゃん、心が広い!!
というわけで、ペケママ家の不思議話 台を停めるねじを一本締めて...
これにて一件落着 でした。