おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

エリザベートコンクール2021 ファイナル 務川さん

2021年05月28日 | コンサート情報
面白い。

課題曲のイメージが演奏者によってこんなに変わるとは。
オーケストラの音まで違く聞こえます。

D’un jardin féérique 妖精の庭から

妖精感が一番感じられたのは務川さん。
彼は情景描写が上手いので、期待していました。

映画音楽にも使えそうな音楽だなと思いました。
妖精の生涯が見えたような演奏でした。この音楽は悲劇なんだなと、やっと解りました。

Bruno Mantovani D'un jardin féérique | Keigo Mukawa - Queen Elisabeth Competition 2021


もう1曲はプロコフィエフの第2番のコンチェルト。

ん~・・、これはちょっとキャラクターじゃなかった気がします。
この曲の恐怖感。凄味が足りなかった・・

務川さん、きっといい人なんだろうな・・
悪を演じきれないというか。

でも、この挑戦は素晴らしい!
https://queenelisabethcompetition.be/en/laureates/keigo-mukawa/
(MORE INFOからVideoが見られます)

阪田さんも務川さんも、このレベルになると、コンクールで演奏している雰囲気ではありません。

これから2人のコンサートに行きたいと、とても思いました。

それにしても、エリザベートコンクールは練習して行けば済むコンクールではなく、音楽家としての底力が試される相当ハードなコンクールだと思いました。

これまで、このコンクールを第1ラウンドから見たことがなかったので、実際に演奏を聴いて、世界のトップクラスになろうとする人たちの、才能と実力を垣間見ました。

異次元!
コメント
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