日々雑記

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戦死した先輩の母の悲しみ――憲法改定に対する私の思い

2013-03-08 16:05:58 | 日記

 春来たり花は咲けども戦にい出にしあ子はまみえずなりぬ    大島きく

大島欣二海軍軍医大尉の母の詠んだ歌である。
大島欣二氏は、昭和16年12月医学部卒業直後、昭和17年1月海軍短期現役軍医として入営。昭和19年7月マリアナ、テニアン島にて戦死、27歳。
従弟大島祐之氏によるとフランス・パスツール研究所への留学を夢見る若い学究であったらしい。

 

私には20年近くも先輩であり、もちろん面識もない。

ご母堂の歌は意味明瞭であり、付け加えるべきものは何もない。
一つの大学の医学部だけで、戦没同窓生のために一冊の本ができたということに 大きな意味があるのだろう。

付言すれば、
私が学生だったころ、1950年代には、従軍した先輩たち、戦死した先輩たちのことがいい伝えられていた。その話を聞く私たち自身も、軍隊にこそ行かなかったが、戦争中の生活の記憶を持っていた。そうして先輩たちの話を不十分ながら理解した。

学生時代、先輩たちの苦労を知り、自分たちが戦争のことを多少とも知っていたので、多くの学生が、軍隊、戦争に対する嫌悪感を持っていた。「再軍備」や「徴兵制」は、何としても反対すべきものだった。また、それにつながる「憲法改定」「小選挙制」も憎むべきものだった。

ひるがえって現代を見れば小選挙区制は現実となり、「憲法改定」もいよいよ日程に上ろうとしている。
許してはなるまい。 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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はじめまして、初コメントです! (めぐみ)
2013-03-13 18:14:57
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっすヾ(@~▽~@)ノ。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(。-_-。)ポッ
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