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大ヒットの反動…東宝・松竹がともに減収

2010-04-20 12:43:02 | エンターティメント情報
大ヒットの反動…東宝・松竹がともに減収

 映画大手2社の東宝と松竹が19日に発表した2010年2月期連結決算の売上高は、大ヒット作があった前期の反動でともに減収となった。両社とも、人気が続く邦画の新作に力を入れていく方針だ。

 東宝の売上高は前期比5.5%減の2016億円で、営業利益は同17.6%減の191億円だった。
 「ROOKIES(ルーキーズ)―卒業―」が約85億円、「沈まぬ太陽」が約28億円の興行収入を稼ぎ出したが、前期の「崖(がけ)の上のポニョ」(約155億円)には及ばず、減収となった。
 今年度は、「踊る大捜査線」シリーズ第3作に期待をかけているという。純利益は、株安による有価証券の評価損が減って、前期の3倍以上の78億円となった。

 松竹は、売上高が同1.9%減の932億円だった。「釣りバカ日誌20ファイナル」がシリーズ最高の8億円超の興行収入を得た。前期を中心に人気を博した「おくりびと」の持続効果も残ったが、一部の不振作品もあり減収となった。
 もっとも、建て替えで一時閉場する東京・歌舞伎座の「さよなら公演」が高い利益率を確保。営業利益は前期の2倍以上の34億円。純利益は前期の4倍以上の7億円となった。


2. 映画「SP」は2部作に ハリウッドからVFXスタッフも参加

 平成19年冬にフジテレビ系で放送された連続ドラマ「SP」の映画版が2部作になることが19日、分かった。東京都千代田区の帝国ホテルで行われた製作報告会見で明らかになったもので、大規模テロのアクションシーンのため、「エイリアン2」「ターミネーター2」でアカデミー賞視覚効果賞を2度受賞しているVFXコーディネーターのロバート・スコタック氏が、ハリウッドから参加していることも発表された。
 映画「SP ザ・モーション・ピクチャー」(波多野貴文監督)の製作報告会見には、主演の岡田准一(V6)や堤真一、真木よう子らが登壇した。岡田は準備期間も含め10カ月間かかわり、カリと呼ばれるフィリピン武術を習得し、スタントも一人でこなした。
 「日本のアクションでやらないことをやろうというのが始まりで、限界に挑戦した。激しいことはやりたいが、けがをしたら終わってしまうので、ギリギリのところで撮影に臨んだ」と意気込みを語った。
 19年11月からスタートし、平均視聴率15・4%をたたき出したドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」は、岡田が演じる予知能力を持つSPの井上薫を主人公に、テロリストとの戦いを描いた。2年前にはスペシャル版が放送され、ラストで反響を呼んだ謎が映画版で明かされていく。
 映画版第1弾の「野望篇」(10月20日公開)は東京・六本木での市街戦などアクション場面があり、公安の目をかいくぐり不穏な動きを見せる与党幹事長(香川照之)が登場。続く「革命篇」は来年春に公開される。
 ロバート・スコタック氏は「今はCGが多いが、岡田は自らスタントをこなしてくれて、リアルな仕上がりになり助かった」と述べ、似た役者に「エイリアン2」のシガーニー・ウィバーを挙げた。
 岡田は「四係全員が戦う場面があるので楽しみにしてください」と見どころを語り、亀山千広プロデューサーは「テレビシリーズのときからスタッフ、キャストの熱意がすごくて、映画化を決めて2時間で収まるかと思っていたが、さらにスケールアップ、謎に謎を広めていくにあたり2部作になった。ハリウッド級のVFXで、映画ならではのスケールを実現したい」と意欲を見せていた。
 撮影は昨年9月にクランクインし、今年4月にクランクアップ。映画「少林少女」で監督補を務めている波多野監督は、ドラマ版で演出をしているが、今回が映画初メガホンとなる。

3. 岡本真夜さんが楽曲使用許諾 万博委、事実上“パクリ”認める

来月1日に開幕する上海万博の公式PRソングが、日本のシンガー・ソングライター、岡本真夜さん(36)のヒット曲「そのままの君でいて」の盗作ではないかとされている疑惑で、岡本さんの所属事務所は19日、中国・上海市の同万博実行委員会から楽曲使用申請があり、承諾したことを明らかにした。万博実行委が事実上、楽曲の“パクリ疑惑”を認めた形になった。
 所属事務所側はファクスで、19日に万博実行委から楽曲使用申請があったことを明らかにしたうえで、「喜んでお受けする旨を、上海万博実行委員会にご報告いたしました」と受諾したことを発表した。
 岡本さんもマスコミ各社にあてたファクスで、「世界中が注目するイベントである上海万博に協力させていただける機会をいただき、とてもすてきなお話で光栄です」とコメントしている。
 このPRソングは、3月末の万博プレイベントに合わせて香港の俳優、ジャッキー・チェンさん(56)ら多くの有名人が歌うビデオとして公開された。
 しかし、発表直後から「メロディーが岡本さんの曲に最初から最後まで酷似している」の指摘が中国のネットなどで相次ぎ、万博実行委は今月17日、「PRソングの使用を暫定的に停止することを決定した」と公式ウェブサイトで明らかにしていた。
 所属事務所によると、使用料などはこれから双方で協議していくという。