理にかなう

昔の日本人は　農耕にしろ　漁にしろ　自然をいかして
理にかなった方法を　多くの人が実践してきていた。
最近の土木工事　農業のありかたは　どうもかけ離れてきていて
気になっている。

土木工事でいえば　埋め立て工事だ。
人力が主力のころの土木工事は　潮の満ち干に素直に工事をせざるを得ず
今のように　直線に地面をデザインすることなど　しなかった。
直線に護岸は　海に何をもたらすのだろうか。
潮流に素直だと　その後の管理が楽にならないだろうか。
載積する土砂や　漂流物　さらに　海の生物にも　潮流も考慮に入れた設計は
その後に影響すると思っている。

農業でいえば　単一の野菜工場だ、
ところが　これはどうみても長続きするとは　考えにくい。
どうしても　二大　三代と　種を重ねるには　単一で種を管理することは
種を弱くしてしまうと考えられるからだ。

写真の新幹線　管理に常に警備態勢がある。
道路も堤防も　この警備体制なくして　長く安全を維持することはできない。

今一度　先人が考えたり　工夫してきたことを
取り戻していかないと　日本の文化は消えゆきそうで心配になっている。