楽しい日々

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体験の少ない人間

2012-02-23 21:52:48 | Weblog
教育に落第を設けて はたしていい結果が得られるだろうか。
わからない算数をできないままにするのは 困ったことだけれど
落第というシステムを軽く受け止められない日本人には ハードルが高いと 思っている。

実はコンパスで円がなかなか描けない子供に 石けりでする
足をつかって円を描く遊びをしてもらったところ
すぐにコンパスで円を描くことができるようになった、
さらに 繰り上げの計算ができない子供に お米を毎日計量してもらった。
すると 教えたり紙に書いて勉強しなくても 繰り上げが急にわかる日が来た。
分数が理解できなかった中学生に 毎日羊羹を切り分けてもらった、
すると 高校生になって数学で一番の成績をとるようになった。

うその話ではなく 過去に私が経験したことだ。
イメージできると 理論はすぐに理解できるが
核になる経験が少ないと イメージできず 
脳が考えることを拒否してしまうことがある。

子供の心はデリケートで素直。
拒否したまま大人にしてしまうのは 残念なこと
ましてや 落第でお友達と離れて生活するとなれば深刻だ。
政治で決めてもらっては 困った。

実は 大人になって 能力が伸び続ける人は
成績に振り回されず大人になり
多分自然の中で 生活の中で経験することを
大切にして楽しんでいる人が
多いのではないだろうか。

大きな心で ちょっと危険なことも 少し体験しておかないと
疑問や喜びが思わぬときに暴走することもある。
思うようにならないことも じっと我慢することも
体験しておかないと 実は三十歳過ぎてくると
対応能力が 落ちてくる人が多いかもしれないと 思っている。
子育てへたくそ人間が言えた話ではないけれど
大きな失敗を目の前にして 発言しないわけにはいかないと思ったのです。