近事変々

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所沢市指定無形民俗文化財、「岩崎簓(ささら)獅子舞」を観る。

2013-10-15 08:51:46 | 民俗・行事
所沢市の山口地区に曹洞宗の瑞岩寺というお寺があり、毎年10月の第2土曜日に「岩崎簓(ささら)獅子舞」が奉納されている。
「簓(ささら)獅子舞」というのは一人立ちの三匹獅子舞で、ここの獅子舞は所沢市の無形民俗文化財に指定されている。

岩崎簓獅子舞/所沢市ホームページ
www.city.tokorozawa.saitama.jp/enjoy/bunkakyoyo/bunkazai/shishiteibunkazai/mukeminzokubunkazai/bunzai_20100427114950689/index.html

ことしは12日の土曜日におこなわれるというので、西武池袋線の西所沢駅から15分ほど歩いた所にある瑞岩寺まで行ってみた。
埼玉県にはお寺に奉納される三匹獅子舞があり、「はいおい」という道化と一緒に舞うものもあるが、ここの「ささらっこ(花笠)」は「牡丹のササラ」・「月のササラ」・「日のササラ」の3人で構成されている。
舞場も独特で、直径21尺(約6.4m)の輪の周りに青竹8本を立て、それぞれを結んだ縄の間に注連(シメ)を下げる。

 瑞岩寺本堂                          青竹で囲まれた舞場 

 

 待機中の「ささらっこ」と「棒使い」 

 

式典が終わると「棒使い」が舞場を清める。「棒使い」は2組4人で、1組は太刀(木刀)でも絡む。

 

舞場の清めが済むと、「街道下りの曲」に合わせて、ホラ貝を吹く山伏を先頭に、花笠、はいおい、女獅子、中獅子、大獅子が舞場に入ってくる。

 

 

続いて、「はいおい」と女獅子が舞い始め、中獅子、大獅子も舞に加わる。

 

 

 花笠を被りササラを擦り合せる 「ささらっこ」 

 

やがて、「花がかり」の場面となり、女獅子を争う中獅子と大獅子の舞となる。



 

 

中獅子と大獅子が和解し、「はいおい」と女獅子も一緒に和やかに舞う。

 

 舞場から退場する「引き」の場面 

 

最後に「棒使い」が舞場を清めるて、すべてが終わる。



この日は、10月というのに気温が30度を超える真夏日となったことと併せ、西日がまともに当たる所で立ちっぱなしだったので、足腰にちょっとばかり痛みと疲れを覚えた。
まあ、1時間余りを休みなく舞う人たちのことを考えたら、見ているだけの者がそんなことをいえた義理ではないのだが、やはり、普段の運動不足を痛感せざるを得なかった。

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