松本が痛恨エラー!帝京、完封勝利目前で逆転負け ― スポーツ報知
◆第93回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 帝京3―5八幡商(13日・甲子園)
八幡商(滋賀)がミラクル勝利で21年ぶりの3回戦進出を決めた。完封負け目前の9回、1死から3連打と敵失で1点を返し、なおも満塁で5番・遠藤和哉左翼手(3年)が、右翼ポール際に起死回生の逆転グランドスラムを放ち、帝京(東東京)を破った。
ゲームセットのサイレンが鳴ると、プロ注目の帝京4番・松本剛主将は唇をかんで整列に加わった。「自分がミスしてなければ勝てていた…」とむせび泣いた。甲子園通算51勝の前田三夫監督(62)も「これが高校野球の怖さ。まさかですよ」とうつむいた。
天国から地獄に突き落とされた。甲子園初登板の140キロ左腕・渡辺隆太郎が、8回まで二塁も踏ませぬ好投だった。「完封を意識した」9回1死から3連打を浴びて満塁。次の遊ゴロを「併殺を(狙って)焦った」松本が、グラブの土手に当てて痛恨のタイムリーエラー。直後、逆転満塁弾が右翼席へと消えた。
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ゲームセットのサイレンが鳴ると、プロ注目の帝京4番・松本剛主将は唇をかんで整列に加わった。「自分がミスしてなければ勝てていた…」とむせび泣いた。甲子園通算51勝の前田三夫監督(62)も「これが高校野球の怖さ。まさかですよ」とうつむいた。
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