近事変々

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※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

赤塚梅まつり、鷹匠を間近に見てきた。

2011-03-08 10:10:57 | 民俗・行事

きのうは朝から時ならぬ雪に見舞われたが、この土、日は恒例の「赤塚梅まつり」が開かれ、好天と相まって初日も二日目もかなりの人出があったようである。

私はカミさんと連れだって、二日目のイベントを見に行った。
当日は、溜池公園会場で少しの買物をし、昼飯用の弁当を調達してから、お林山の階段を上って城址公園に行った。

午前11時からのイベントは例年通りだったが、ことしは念願の鷹匠を見ることができ、行っただけの甲斐があったというものである。
それでは、順を追って当日のイベントを紹介してみることとしたい。

まずは、ポスターと坂本区長のご挨拶。



イベントは古武道の演武から開始され、最初は「双水執流(居合)」であった。
抜刀術と試し切りが披露されたが、裂ぱくの気合いが会場に響き渡り、観客も固唾を飲んで見守る。

 



続いて、「正木流萬力鎖術(十手術)」という、鎖、手縄による捕縛術、十手による防御術が行われた。
鮮やかな演武に目を見張らされた。

ここで昼休みとなり、その間に「鎧着付体験」が行われていた。
お父さん、お母さん共々子どもたちが鎧を身に着け、記念写真を撮っていた。

午後の部の最初は「根岸流手裏剣術」だったが、畳の的に次々と手裏剣を投げたのは、なんと、外人さんの剣士だった。
次々と畳に手裏剣が刺さると、観客からおおきな拍手が送られた。

 

相撲や柔道に限らず、古武道を習っている外人さんも結構いるようである。
ここでは、演武の後に子どもたちに十字手裏剣を体験させていたが、畳に刺さったのは何人もいなかった。

いよいよ、「日本鷹匠協会」による鷹匠の出番が来た。
遠く離れた場所に2人の鷹匠が立ち、相互に鷹を呼び寄せたり、鷹匠の手から鷹を放ち、また戻すという演武が行われた。
鷹匠には女性や小学生とおぼしき少年もおり、鷹が手元に止まるたびに大きな拍手が沸いていた。

  

 

 

続いては、区民まつりでも披露された「バグパイプ」の演奏である。



イベントの最後は、お馴染みの「西洋流火術鉄砲隊」の演武である。
パレードとは違って、広い会場に何発も轟くすさまじい銃声と硝煙は、見ていてもかなりの迫力を感じさせられる。

 

 



イベントだけを見て帰ってきたような感じだったのだが、せっかくの「梅まつり」なので、梅の花もお見せしないと片手落ちであろう。
溜池公園ではまだ少し早いような感じであったが、城址公園の梅林では紅白の梅がたくさん花を開いており、折りから梅の木の下でお弁当を広げている家族連れも多数見られた。