巨人、日本シリース出場決定。ベテラン・谷がプロ初の満塁弾で中日に引導。

谷、初体験満塁弾！巨人が２年連続日本シリーズ進出！ ― スポーツ報知

◆クライマックスシリーズ・セ第２ステージ　▽第４戦　巨人８―２中日（２４日・東京ドーム）
　
　巨人が谷の満塁ホームランなどで３回までに７点を奪い、中日に快勝。４勝１敗（アドバンテージの１勝を含む）として２年連続の日本シリーズ進出を決めた。この日、デーゲームで同じくＣＳ勝ち抜けを決めたパの覇者・日本ハムと３１日から日本一をかけて激突する。巨人－日本ハムのシリーズは、１９８１年以来２８年ぶり。

　巨人は１回、先頭の坂本が左翼線二塁打。松本の送りバントが中田の悪送球を誘ってあっさり先制すると、さらに１死一、二塁から亀井が中前に適時打を放って２点目。このシリーズ、初めて先手を取った。

　３回には先頭の松本の四球から小笠原、ラミレスの連打で１点を加え、さらに亀井がセーフティーバントを決めて無死満塁とすると、谷がど真ん中の変化球を左翼席へ一直線。プロ１３年目で初の満塁弾を放って７－０。中田をＫＯし、事実上、勝負はここで決した。

巨人、２年連続日本シリーズ進出！谷がプロ初満塁弾 ― サンケイスポーツ(Yahooニュース)

「おとりんの一言」

巨人打線が積極的な試合運びで主導権を握り、３回には無死満塁で谷がグランドスラム。自身、プロ初体験という打球は打った瞬間にスタンド入りは確実であった。
この回、５点をもぎ取って中田をＫＯ、試合の流れは完全に巨人に傾いた。

投手陣も、先発の東野が２失点(自責1)で降板したが、越智、豊田、山口、クルーンとつないで中日に追加点を許さなかった。

２年連続で日本シリーズ進出を果した巨人には、この勢いを持続して、なんとしても日本一の栄冠を勝ちえて欲しいものである。

楽天・ノムさんの悲願潰える。８回裏に岩隈がまさかの３ラン被弾。

岩隈涙！緊急登板も悔しい被弾…楽天 ― スポーツ報知

◆クライマックスシリーズ・パ第２ステージ▽第４戦　日本ハム９―４楽天（２４日・札幌ドーム）　

　４―６の８回２死二、三塁のピンチで楽天のマウンドに上がったのは、２日前の２２日に完投したばかりの岩隈。だが、スレッジにはじき返された打球は、無情にも右翼席へ消えた。最後にエースが打ち砕かれ、楽天の快進撃に終止符が打たれた。

　野村監督は当初、スレッジを敬遠するつもりだったという。岩隈の意思を尊重して勝負させたが、最悪の結果となった。だが、「あの場面を抑えれば何とかなったかも」とうなだれる右腕とは対照的に、野村監督は後悔はなさそう。「しょうがない。おれが責任を持てばいいこと」と楽天最後の指揮に納得の表情だった。

ノムさんありがとう　味方も敵も感謝の胴上げ…パＣＳ第２Ｓ ― スポーツ報知

「おとりんの一言」

８回２死二、三塁、日本ハムの打席はスレッジ、楽天の投手は岩隈と田中しか残っていなかった。
野村監督は岩隈にすべてを託したが、１ボール後の２球目、スレッジの打球は無常にも弾丸ライナーでスタンドに飛び込んだ。

打たれた瞬間には口元に笑みが浮かんだような岩隈だったが、さすがに悔しさは隠せず、記者会見では涙を浮かべていた。その気持は痛いほど分る。

野村監督もやられたという表情だったが、試合後はさばさば。
試合終了後、４年間、楽天を率いてきた監督を両チームの選手が胴上げし、その労をねぎらった。
ノムさん、長らくお疲れ様でした。