７回２死から大逆転、ガッツの満塁１５号で中日に連勝。

小笠原逆転満弾！反攻だ初貯金３！２位中日に０．５差 ― スポーツ報知

◆中日３―７巨人（６日・ナゴヤドーム）　

　ガッツのひと振りが、今季初の貯金３を呼んだ。２点を追う７回２死から３連打で１点を返し、さらに四球で満塁に。ここで小笠原が右翼席へ２試合連発となる１５号逆転グランドスラム。

このリードを上原―豊田―クルーンの“完全リレー”で守り連勝。２位・中日に０・５ゲーム差に迫った。「投打の歯車がかみ合ってきた」と原監督。上昇ムードの巨人が８日から、首位を突っ走る阪神に挑む。

　割れんばかりの大歓声も、小笠原の耳には入らなかった。ゆっくりと打席に向かい、冷静に足場をならす。そして、中日２番手・吉見をにらみつけた。初球、高めのフォークをフルスイングすると、打球は右翼席へ一瞬で消えた。

　「無我夢中で打席に入って、気づいたら（スタンドに）入ってたよ」という一撃は、昨年６月９日の楽天戦（東京Ｄ）以来、通算６本目の満塁弾。値千金の１５号逆転グランドスラムだった。

ＫＫＫ完全リレー！原監督３６７戦目で悲願の方程式 ― スポーツ報知

ラミ後押し２３号　好球必打で反撃のろし ― スポーツ報知

岩隈よもやの５失点降板、それでもエースは負けない。

岩隈不敗の時は続く　５回５失点ＫＯも打線が逆転…楽天 ― スポーツ報知

◆西武５―７楽天（６日・西武ドーム）　

　エースは負けない。岩隈の不敗神話は、首位相手にも健在だ。楽天が西武主催のゲーム５試合目にして今季初勝利。野村監督は蒸し暑いミラールームで大きく息を吐いた。「ふー、１つ勝つのは大変だな。きょう勝つのと負けるのは大違いだ」岩隈が５回７安打、今季ワーストタイの５失点でＫＯされながら勝ち星を拾ったのだから、ホッとするのも当然だった。

　最多勝争いを独走する８連勝中の右腕は４回につかまった。フォークが落ちず連打も浴びた。

５回にも１点失い「もう、いっぱいいっぱい」。だが、この日ばかりは汗まみれのエースを打線が救った。６回、横川の４号２ランで１点差に詰め、７回に併殺崩れの間に同点。そして８回、フェルナンデスが勝ち越し２点適時打を中前に決めた。

４番が打てば勝つ！フェルナンデス決勝打 ― スポーツニッポン(gooニュース)