近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

川越まつりのクライマックスは夜の「ひっかわせ」

2005-10-17 16:10:00 | 民俗・行事
市役所前に集結した山車が、それぞれ町内を練り歩いたあとは、夜の「ひっかわせ」でまつりは最高潮に達する。
午後6時半頃から、提灯に灯を入れた山車が中央通り、一番通りを行き交い、各交差点などで「ひっかわせ」が行われる。
山車が他町の出しに出会うと、お互いに囃子台の正面を向き合わせ、アップテンポのお囃子と踊りの競い合い、それぞれの曳き方衆が提灯を高々と掲げて乱舞するのである。
とくに、一ヵ所で3台も4台も山車が出会うと、それぞれの山車は囃子台を前後左右に回転させ、観衆からも大きな声援が飛ぶ。こうして、川越まつりは夜の9時ごろにフィナーレを迎えるのである。

はじめて川越まつりを見物し、「ひっかわせ」を目の当たりに見られたので、「行ってよかった」という感慨ひとしおであった。















圧巻、12台の山車が一堂に勢ぞろい。

2005-10-17 16:06:00 | 民俗・行事
午後二時からは、市役所前の駐車場に大勢の見物客を集めての「山車揃い」が行われ、各町内から12台の山車が勢ぞろいした。
会場に次々と到着した山車は、上段の四方幕を迫り上げ、さらにその上に人形を迫り上げると、高さは8m以上にもなり、会場の周囲をうずめた山車は圧巻である。
川越まつりは350年という伝統を誇り、現在、市内には29台の山車があるそうだが、ことしは市制80周年ということでそのうちの23台が巡行する。

川越まつりの象徴である山車は、江戸と川越の職人によって造られた、江戸系川越型山車といわれるものである。二層の矛と人形からなる江戸型でありながら、台座の上の部分が360度回転する舞台を持っているのが、川越型といわれるゆえんである。
上層部に出る部分と人形は迫り上げ式のエレベーター構造になっており、城門をくぐるための仕掛けなのだそうである。
また、山車の名前は町名や人形命でよばれており、歴史上の人物などを題材にし、各町内の独自性を出し、競い合って製作されたものだという。(「ゆあ東上」10月号より引用)


  川越市「猩々(しょうじょう)」



  岸町二丁目
  「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」





  元町二丁目「山王(さんのう)」



  連雀町「道灌(どうかん)」




  仙波町
  「仙波二郎(せんばじろう)」





  野田五町
  「八幡太郎(はちまんたろう)」





  中原町「重頼(しげより)」





  新富町一丁目「家光(いえみつ)」




  仲町「羅陵王(らりょうおう)」
 




  脇田町「家康(いえやす)」



  西小仙波町
  「素戔鳴尊(すさのおのみこと)」






  新富町二丁目「鏡獅子(かがみじし)」



  元町一丁目
  「牛若丸(うしわかまる)」






絢爛豪華な川越まつりを堪能してきた。

2005-10-17 15:59:00 | 民俗・行事
きのうの日曜日は朝からかなり雨が降っていたが、念願だった川越まつりを見に、家内と連れ立って行って来た。
現地も雨だったら、川越まつりの雰囲気を味わえる「まつり会館」を見てくればよいというつもりで出かけたが、幸いにして午後からは空も明るくなってきた。
東武東上線の川越市駅から西武新宿線の本川越駅前を通り、露店の立ち並ぶ中央通り、一番街通りを北上して、「山車揃い」の会場である川越市役所前へと向かった。

時間も早かったせいもあり、途中、時の鐘の前を通ったり、菓子屋横丁へ足を延ばした。
菓子屋横丁の中にある店で昼食をとってから市役所前へと戻ったが、途中に会所があったり屋台の止まっているところがあり、そこの屋台をじっくりと見ることができた。

午後二時からの絢爛豪華な山車揃いを見て、夜の「ひっかわせ」も堪能してきたが、ひとつだけ残念というか、腹のたつことがあった。
というのは、「ひっかわせ」の開始まで待っている間、露店で缶ビールを求めたら、なんと、350mlの缶ビールが500円だったことである。
値段が書いてなかったので「やばい」かなとは思ったのだが、まさか500円なんてことはあるまいと思って500円玉を出したら、店番のおばさんが「ちょうど、500円です」といったのだ。一瞬、「えっ、500円なの」といってしまったが、あとの祭りで、苦いビールが余計苦いものになってしまった。まさに、「後悔、先に立たず」であった。


   [川越市役所正面]



   [市役所前から札の辻方面]



   [手古舞姿の子供達(仲町)]



   [大手町子供囃子連の踊り(川越市)]




   [市役所前の山車揃い]