近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

薄・芒(すすき)=尾花(おばな)

2005-10-28 14:56:30 | 花好きずき
芒(すすき)の花穂は尾花といい、秋の七草に数えられている。
昔はうちの前庭に一株あったのだが、あまり葉が茂りすぎる
ので裏山の片隅に移してしまった。
それでも花穂が出るまでは、結構葉が茂って邪魔くさい。
芒(すすき)は萱葺き屋根の材料になるのだが、いまでは集める
のに苦労しているように聞くし、屋根葺き職人も高齢化している
という。

家の近くには、板橋区でも有名なお蕎麦屋さんで、「爽風庵
・槙」というお店がある。このお店の建物は、創業当時から萱葺
きの屋根である。また、ここの名物である「蕎麦いなり」は板橋
区の名産品を集めた「板橋のいっぴん」に選定されている。






【薄・芒(すすき)】

イネ科の多年草。土手、荒地などにしばしば大群落を作る。
毎年、宿根から新芽を生じ、高さ2メートルに達する。
秋、花穂は十数枝を分かち、黄褐色を呈する。小穂の下部に
絹糸状の白毛がある。
「尾花」と称し、秋の七草の一。茎葉は屋根を葺くのに用いる。
シマススキなど、観賞用の園芸品種もある。袖振草。

(出典:「広辞苑第五版」電子辞書)