流山市社会福祉協議会のfacebookより転載させていただきました。
https://www.facebook.com/nagareyamashakyo/
きょうポスティングされた人気情報紙『ちいき新聞』流山版4月16日号に“ドキュメンタリー映画『がんと生きる言葉の処方箋』ながれやま上映会”が紹介されました。5月8日(土)スターツおおたかの森ホールで開催される映画上映会とトークイベント、コンサートによって「がん」などを考える催しです。
「がん哲学」を提唱された樋野先生の考え方に共鳴してそれぞれカフェを開催して役割使命に生きる4人の主人公たち。彼らが、そしてカフェに集う人たちが「言葉の処方箋」と共に、私達に語り掛ける。「病気であっても病人でない」、誰もが尊厳を持って生きられる社会構築を目指して病を抱えて生きる人に、そして、そうでない人にも見ていただきたい感動の名作。流山市社会福祉協議会が後援させていただいています。ぜひ、ご覧ください。
ポスティングされた人気フリーペーパー『ちいき新聞』流山版4月16日号1面
以下、紙面から。
病気は人生の夏休み
映画「がんと生きる 言葉の処方箋」
がん患者や家族たちが心を開いて語り合う「がん哲学カフェ」。その様子を映した映画「がんと生きる 言葉の処方箋」は、新宿武蔵野館で3日間の上映予定だったが、1週間延びるほどの大好評だった。その後、全国各地を巡回し、流山市でも上映会が行われる。
人間の尊厳を尊ぶカフェ
「がん哲学外来」の創始者、順天堂大学の樋野興夫名誉教授が患者との面談の中で、その人の心に投げ掛ける言葉を「言葉の処方箋」と言った。
これを受け取った人は癒され、気持ちが解放され、「病気であっても病人ではない」と前向きに明るく生きるようになるという。
樋野さんの考え方に共鳴した人たちが立ち上げたのが、「がん哲学カフェ」だ。現在、全国に180カ所ある。
障害者教育の仕事に携わった経験のある福原俊二郎さんは、樋野さんの講演会を聞き、「障害や病気の人への寄り添いの本質を知った。人間の尊厳を尊ぶことだ」と目からうろこの思いだったという。自身はがんに罹患したことはないが、すぐに「がん哲学カフェ」の活動に参加した。
膵臓がんだった勝俣清三さんは、このカフェを多くの人に知ってほしいと、流山市での上映会を決意。「明るく、使命感を持って活動することが、免疫力アップにつながる」と、がんを抱えながら実行委員長を務めていたが、4カ月後に帰らぬ人となり、後を福原さんが引き継いだ。
撮影中に監督自身もがんが発覚
同作品の監督、野澤和之さんは、この「がんと生きる 言葉の処方箋」の撮影中に自らもがんであることが発覚し、闘病しながらの制作という予想外のこととなった。
「まさに執念の作品です。しかし、監督自身ががんの治療をしながらの制作ということが、この作品の質を大きく高めたと思います」と福原さんは話す。
50代で乳がんの中野綾子さんは、がん哲学カフェに参加して、「安心して自分の気持ちが出せる場に出合えた」と感じたという。自分の住む地域にもこういう場を作りたいと、「柏花野井がん哲学カフェ」の立ち上げに参加。「発病したからこそこういう真に豊かな活動ができ、感謝です」と明るく話す。(敏恵)
日時 5月8日(土)午後1時30分開演(午後1時開場)
※午後3時~樋野興夫さん、野澤和之さんの講演とアントニオ斎藤さんによるバイオリン演奏あり
場所 流山市スターツおおたかの森ホール
(流山市おおたかの森北1-2-1)
料金 大人1,000円、中高生500円、小学生以下無料
問い合わせ 04-7143-4005福原(がん哲学カフェについてもこちら)